ファインダーの標的
」のレビュー

ファインダーの標的

やまねあやの

理屈じゃなく、抗い難い強い魅力のある作品

2022年8月21日
12巻まで読みました。よく「恋はするものじゃない。落ちるもの。」と言いますけど、正にそんな感じです。落ちちゃったものはしょうがないんです。こちらは、長編で長年続いているので、レビューの低評価のコメントも納得ですし理解もできます。時代によってBLにも求められる要素が違う(エ◯が全体の何割と決められていた時期もあったようです)ので、1巻と12巻では大分様相も違う気がします。これは読者の年代によるものが大きいと思いますけど、昔一世風靡した韓◯とか華◯とか、あんな感じでギュッと心を掴まれてしまうんですよね。「いかにも」ベタな展開・セリフ・仕草にもキャアー💕となってしまうのは止められないです。ハマってしまった者としては、評価の高い皆さまと同じ気持ちだと思います。確かに展開もゆっくりだし、本編も少なかったりしますが、やっぱりどうしても追いかけてしまう抗いがたい何かがあります。理屈じゃない、理性の働かない魅力が確かにある作品だと思います。
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