切なく儚げで温もりのある情景が2人と合う





2022年8月22日
『コスメティックプレイラバー』のスピンオフです。スピンオフと言っても、本編の2人は「後輩」としか出てこなくて、単独でも充分に楽しめます。それぞれのカプをキャッチボールに例えるなら、コスメティックの2人は、笑い合い会話しながら素直に真っ直ぐ相手のグラブ目がけて投げ合う感じ。一方でトワイライトの2人は、夫婦漫才のようなやり取りはありながらも、目を見るよりボールだけ見て投げ合う感じ。しかもお互いが微妙に変化球を投げるものだから、取り辛いのに言い出せなくて続けてる…みたいな映像が思い浮かびました。コスメティックの2人のように素直になればいいのにと、もどかしく思いながらも、歪な2人が歪な関係を10年以上もかけて修復していく様子が丁寧に描かれていて読み応えがありました。本編も好きですが、私はこちらのお互いの欠点を救済し合うような2人が好きです。"トワイライト"とは、「(日没後・日の出前の)薄明かり・微光」を意味します。少し切なくて儚げで優しい温もりのあるイメージが、2人にピッタリだと思いました。拗らせ・再会・すれ違いなどのキーワードに惹かれる方にオススメです。

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