俺のストーカーが才色兼備【コミックシーモア限定特典付き】
」のレビュー

俺のストーカーが才色兼備【コミックシーモア限定特典付き】

伏線回収が醍醐味の芥作品

ネタバレ
2022年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。大学教授の嵯峨先生×学部主席卒業の慧のお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計200ページ。法哲学の教鞭をとる嵯峨先生の研究室に、学部を主席で卒業したというエリート学生の慧が配属されることに。優秀で有能な慧を可愛く思う嵯峨先生だったが、実は慧には何か裏があるようで…。芥先生の作品は伏線の回収が醍醐味。本作品も然り、最後まで読んで、あ、そういうことだったのかぁと最後に分かる部分がいっぱいあって面白かったです。ただ慧が嵯峨先生を好きになったキッカケがちょっとあっさりだったので、そこまで共感しにくかったかも。あと慧が成人済なので良いんですが、嵯峨先生が「指導教授×学生」の立場を懸念していた割に、その場の雰囲気とか慧に流されがちなのが少し気になってしまいました。飲み屋トイレで、相手の合意も確認しないままキスってどうなんでしょう?「男の部屋に上がってシャワーまで浴びて覚悟できてる?」って、男女ならまだしも、普通男同士でそういう認識にならないのでは?もうちょっと嵯峨先生にはお互いの立場を認識して、据え膳であってもグイグイいくのを我慢して欲しかったかなぁと思ってしまいました。
いいねしたユーザ7人
レビューをシェアしよう!