バッドロマンス・フリーク・ショー
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バッドロマンス・フリーク・ショー

茶渡ロメ男

ヤバい癖持ち同士だけどねっとり感はない!

ネタバレ
2022年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。リア充美大生の柊×美形司書・黒須田のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計187ページ。人当たりが良いリア充大学生・柊の裏の趣味は電波傍受。ある日偶然受信した男の声が、美形司書・黒須田のものと判明して…というお話。試し読みした時、1話のつかみがすごい!盗聴が趣味という柊もなかなかでしたが、黒須田さんがヤバい奴と分かった時のゾワゾワ感がすごい良かったです。二人ともヤバい癖持ちですが、ねっとりした感じはなく、意外とカラっとしているので、思いの外読み終わりはスッキリできました。黒須田さんの盗撮癖が分かって押し倒された時、すごいゾワッとします。そんな中でたってしまう柊の心情がちょっと謎で共感しにくかったんですが、理屈じゃなかったのかな。でも初エッチの後自然に携帯に手が伸びる黒須田さんをスッと自然に軌道修正してくれる柊がとても男前で良かったです。本番未遂ですが、柊と女子の絡みがあるので地雷の方はご注意を。柊が黒須田さんに最初に惹かれた理由が、エロい声以外に何かもう少しあればより説得力があったかなぁと思いました。絵はスッキリ見やすくて、柊、黒須田さんいずれのビジュアルもとても良かったです。
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