なかからとかして愛してあげる
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なかからとかして愛してあげる

野萩あき

イケメンの溺愛攻めでギャップが◎

ネタバレ
2022年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ アダルトショップ店長の石神さん×官能小説の編集者・酒井のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計203ページ。前作「遅れてきた春は」のスピンオフで、遅れて〜に登場した官能小説家・志島先生の担当編集がメインなんですが、前作未読でも問題なく読めるかと思います。というか、今作は5話全てが別々のテーマのアンソロに収録されている短編読み切りだったそうなんですが、1〜5話までちゃんと話が繋がって一つの長編として読めるようになっているからすごい!作者さんがプロフィール欄で「溺愛攻めが好き」と書かれているんですが、その通り、今作の攻め・石神さんは溺愛攻め。しかもビジュアルが良い!ツーブロ&パーマにピアスばちばちで、しかもアダルトショップ店長なのに、すごい一途で溺愛系。ギャップがとても良かったです。そんな石神さんが最初から結構グイグイくるので何でだろう?と思ってたんですが、途中の種明かしでなるほどと納得できました。他人からの好意を受けることで自己肯定感が高まる、そしてその他人の好意を利用していることに罪悪感を感じている酒井。でも確かに誰でもそういうことがあるのでは?ととても共感できました。そして言わずもがなのGUSHさんのスペシャル修正。安心安定の修正でめちゃエロでした笑。エロ多めですが、石神さんがすぐに突っ込まずに時間をかけて開発しているのもすごい推せます。
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