蛇に睨まれた蛙のように目が離せない





2022年8月29日
この作品で改めて「シーモア島、恐るべし」と実感しました。最近は自分の趣味・嗜好よりもシーモア島を参考にしているのですが、それにしてもハズレがない事に驚いています。近頃やっとオジサン攻めが好きになっきた所で(前はオジサンは苦手だった)未だにオジサン受けはちょっと…遠慮しがちでした。なのに(今でも好き程ではないけど作品として)最高!!と太鼓判を押せます。読み始めは天獄の見た目(涼しげ一重と怪しげな微笑み方)が、どうにも怖くて受け付けないかもしれない不安がありました。これは割とレビューや星の高評価から入った人が辿りがちな傾向かと思います。でも、そこを何とか一山二山乗り切ってしまえば、今度はハマってしまうから不思議です。怖いもの見たさというか、蛇に睨まれた蛙のように目が逸らせなくなってしまう強力な吸引力がある作品ではないでしょうか。私が大丈夫だったので、多少の得手不得手くらいなら強引にオススメしたいですが、明確で確固たる地雷がある人・潔癖な傾向がある人は、低評価レビューを参考に無理をしない方がいいかもしれません。

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