このレビューはネタバレを含みます▼
愛しあっているふたりが離れなければならない元凶をつくったのはヒーロー。いくら政や勢力把握、騎士団派遣の阻止の為だとはいえ、本当に妻の為になっているかどうかなんて考えれば分かるでしょ。ヒロインはヒーローに押され、恋を知って愛しあって夫婦になったのに、本来の笑顔を奪ったのもヒーロー。情報捜査の為なら好きでもない相手でも抱くって…妻からしたらこんな哀しい仕打ちはないでしょ。失って初めて分かるつらさ…妻の遺品を前に慟哭するシーンと浮気発覚し戦場に赴くシーンは涙が止まらない。愛を間違えると心は簡単に壊れます。読んでみてほしい作品。