このレビューはネタバレを含みます▼
一巻は面白く読めました。設定は好き
ですが、話が進むほどにところどころある
無理くり断罪イベント?が楽しめなくなってしまいました。
あとは、作者の独自の解釈があっていいにしても
王室の在り方とか色々とちょっと違うんじゃないかなーと思う描かれ方も多くて、
例えば、
ヒロインが賢妃としての頭角を表してゆく過程なんかもあんな口を聞く自体が淑女としてどうかと思うし、
それなのに裏で手をまわして王を手助けしたりするのを最初からできているのも違和感を覚える。
清廉で純粋でちょっとお転婆で、泣きながら転びながらも王との約束を果たす為に
頑張る。
王もヒロインに惹かれながらもあえて手を貸さずに同じ高みにくるのを待っている。
とかなら分かるんですけど、
なんか2巻くらいからは王もヒロインも他の令嬢見下しすぎだし、
令嬢達も代わる代わるバカな悪役が順番に現れて断罪。
とかどうなんだろ、、。
むしろ、辺境令嬢のヒロインには
王の役立つような外交力や実家の援助、うしろだて、そのようなものでは圧倒的に劣るはずなのに
なんであんなに偉そうなの?
役に立つのは薬草の知識くらいだろうけど、それも微妙に描ききれていない感じするし。
たしかに、身分などに左右されない
得難い感性を持っているんでしょうけど
小賢しい印象に見えるのは何故でしょう。
あとは、絵が繊細なタッチでなく、いわゆる美麗なキャラがいないからなのか、
何を軸に魅力を感じるべきなのか分からなくなってきてしまいます。