お兄ちゃんはオメガかもしれない 【電子限定特典付き】
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お兄ちゃんはオメガかもしれない 【電子限定特典付き】

真行寺ツミコ

ツッコミはいれてはいけない

ネタバレ
2022年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメン幼馴染のスー×自分のことをΩだと思っているむぎのお話で、表題作のみ全8話+描き下ろしで合計253ページ。よく変な人に絡まれるのは自分がΩだと思っているから(オメガバースものではないのにw)とか、伸縮自在の等身がどうなっているのかとか、ツッコミどころが満載で突っ込みたいのは分かるんですが、これは突っ込んではいけないタイプの作品だと思います。下敷きで静電気を帯電するとか、なかよししに鶯谷へとかもうシュールなユーモアがあちこちに散りばめられていて、一見すごいギャグに寄ってるんですが、実は根底にあるのは幼馴染のモダモダ両片思いという。お互いの勘違いも良かった。むぎの勘違いは更に斜め上を行くものなので、普通にしていたら交わることはなかったかもですが、意外にも南雲教授のおかげで軌道修正ができ、二人の想いがちゃんと交わりました。シュールさとギャグの部分と、実際萌えられる幼馴染モダモダの部分のバランスをどうとるかで評価が分かれるのかなと思います。むぎの等身が小さい時は特にギャグに寄ってるんですが、私はこれくらいのギャグ:シリアスの割合でとても楽しめました。むぎが小さい時はかなりショタっぽいし不思議ちゃんなので、むぎのビジュアルでも好みが分かれるかと思うので、ぜひ試し読みしてからの購入をおすすめします。個人的にはスーのビジュアルがすごい好きで、ちょっと長めの髪をまとめてるのとか、イケメンなのに溺愛系だったり、ちょっとヘタれてるのもツボでした。
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