このレビューはネタバレを含みます▼
作者さんの作品はこれが３作目なんですが、作者さんはきっと年下攻めがお好きですね（私も好き）。同級生のDKものかと思いきや、本作品も年下攻めでした！適当に生きている隠れイケメンの山田×成人済のDK・桜井のお話で、表題作のみ全５話＋描き下ろしで合計188ページ。自分が「持ってない人間」と自覚して以降適当に生きてきた山田が、品行方正な優等生の同級生・桜井の隠れた秘密を知って…というお話。最初試し読みした時に見た桜井のタトゥーがイン紋みたいに見えたので、イン魔ものかと思ったら全然違った！優等生のお手本みたいな桜井に実はいっぱい秘密があって、そのギャップは良かったんですが、この作品で自分があまり「純情ビ/ッチ」に萌えないタイプなんだと自覚してしまいました。元々誘い受けタイプはそこまで好みじゃないのもあるんですが、これ以外で人に好きになってもらう方法が分からなかったと言いつつ、すごい強引に山田を誘ってネカフェで迫るという。早く自分を好きになって欲しいというのはピュアで良いんですが、身体の関係を持つことで好きになってもらうっていうのがなんだかなぁ…。純情とビ/ッチって相反するベクトルで、このバランスが難しいところでしょうか。ちなみに攻めの山田は私的には100点満点でした！ぶっきらぼうに見えて実は真面目で優しくて気遣いができる人。エチの時だけちょっと意地悪になるのも◎でした。
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