このレビューはネタバレを含みます▼
『ブルータル』の方を先に読み始めたので、中断して、コチラを読みました。11巻読了。
物語は、過去の事件の当事者である主人公の事件と、科捜研に持ち込まれる事件との両輪で進んでいきます。鑑定のための細かな説明が、元、化学捜査官だった作者の経歴を際立たせ、説得力を増すようです。
9巻で主人公の追い求める真実は結末を迎えます。そこで、『ブルータル』の主人公と深く関わり、10巻からはその対立が主軸になっていきます。
「表」と「裏」という感じで両作が進んでいくのでしょうか?
どちらも最後まで見届けずにはいられません。楽しみです。