鷹神様と憐れな生贄
」のレビュー

鷹神様と憐れな生贄

丹野ちくわぶ

孤独な二人

ネタバレ
2022年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人間嫌いな神様攻め×妹思いで足が不自由な生贄受け
受けがすごく健気でよかったです。生贄に選ばれても悲観するのではないところに好感を持ちました。
攻めもはじめは受けを追い出すために無理やり致すんですけど、何やら攻め自身が傷ついてるつらそうな様子。
少し触手?てきなのがでてくるんですけどその触手?がお顔がついてて可愛かったですw
攻めは割と早い段階で受けのことを好きになったっぽいんですけど口数が少なくて不器用で態度も全然わかりにくいので受けには伝わらず…受けの部屋の前にプレゼントと手紙を置いてた攻め可愛すぎました。しかも受けは文字が読めず手紙を読めず、攻めからのプレゼントとはわからず…かわいそう!
無理矢理から始まったのに、受けの手に軽く触れて、「…触れてもいいか」って赤面してる攻め!かわい〜!!!
その後は攻めの過去話。人間を愛して、でもその人間に殺されかけた攻め。切なかったです。
攻めは受けに翼を授けて自由にしてあげます。なんて不器用なの…その翼で現世の妹の姿を見に行く受け。でもちゃんと攻めのところに戻ってきてくれて泣きました。
描き下ろしは二人の間に子供ができる話。卵…!神様パワーすごいです。
孤独な二人が切なくて、でもすごく素敵なお話でした。泣けます。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!