夜啼鶯は愛を紡ぐ
」のレビュー

夜啼鶯は愛を紡ぐ

小中大豆/yoco

モヤモヤが残るけどそれも面白かった

ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先に「鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?」を読み、そちらのレビューでこの「夜啼鶯は愛を紡ぐ」と似ているとの投稿を読み、こちらを読んでみた。
確かにすごく似ている。
ただこちらの攻めのエリアスは、そんなに嫌な奴じゃない。人の心をコントロールしようというところはなく、ただ冷めている感じ。本人的には相手に尽くしていると思っている。ただ言葉が全然足りないんだけど。
むしろ受けのリンの方がエリアスのパートナーのデヴィッドに嫉妬して不機嫌になったり、エリアスの愛情を信じられなかったりして、どうしてそんなに卑屈になるのか、うっとおしい子供だなあと思えた。
一度別れてみることでリンも精神的に自立し、エリアスも恋の痛みと自分の足りなさ知り、再びよりを戻すことでハッピーエンドなんだけど、デヴィッドの痛みを思うと何だか複雑な気分。
攻めザマァというほどではないし、どちらかというと横恋慕してくるノウァに鉄槌が下って欲しかった。それと、エリアスには自分からリンを追いかけて行って欲しかったな。
3.5くらいの評価だけどイラストが美しかったのでオマケで4
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!