クマ撃ちの女
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クマ撃ちの女

安島薮太

うう…辛い(でも読んじゃう)

2022年9月15日
女性ハンターというだけでもうキャッチーなのに、チアキさんの過去の悲惨なトラウマとピーキーなブッ壊れ具合がとても面白いです。執念が凄い…(▶︎いのちだいじに)。
常識的ながらも喰らい付いていける主人公と良いコンビで、併せて美味しい。緊迫した命のやり取りだけでなく、法的なラインが分かり易く、狩猟の非常識なエピソード回もあって飽きなかった。
何より熊の怖さが存分に見られます。昔からどうにも熊と鮫が怖くて。震え上がるのが分かってるのに手に取っちゃうのは何なんでしょうね…。
軽い気持ちで読んだんですけど、ここまでヘビィなトラウマ描写が度々有るとは思いませんでした。「シャトゥーン」がよぎりました。2巻読み終わった所で、続きを開く勇気が持てず数日寝かせましたもん。
鳥ちゃん解体の一瞬のシーンも思いの外ダメージでっかく…いや鶏肉大好きなんですけど、パックのは平気なのに形があるとどうにも…。死んだ獲物はもう食材だよ、残酷じゃないよって短いコラムが響きました。感謝して頂きます。
残りも全巻ビビって少しづつ買う予定。
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