ゴンドワナの眠り
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ゴンドワナの眠り

青井秋

さすがのロマンティック…!

ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一応試し読みしてからの作者買いです。表題作+その後日譚という構成です。
今回も青井先生の描く幻想的な世界にどっぷりと浸ることができ、自分の語彙力では言い表せないほどのロマンを感じました。
先生の別の作品でも登場人物の周りを魚がゆらゆら漂うというものがあり(「爪先に光路図」に収録されている「さかなの体温」。どちらも素敵な作品なので推しておきます。特に爪先に~は何度も読み返すほど大好きです)同じ感じで話が結ばれるのかと思いきや、最後そんな運命的に締めくくられるとは…!個人的には先生の作品の中で一番ロマンを感じることのできる作品です。もはやロマンのゲシュタルト崩壊。
先生、この度も素敵な作品をありがとうございました。美しい心を持つふたりに思いを馳せつつ、博物館を眺めてみようと思います(登場人物たちと同じものを観たくなるまでが青井先生作品です。笑)
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