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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 鉄道×BL【短編集】

    阿蘇なゆた

    キュンが超特急すぎて泣く
    2025年3月2日
    学生BLの小話詰め合わせという感じで可愛らしいお話なのかな?と思って読み進めたところ、意外と切なくて刺さる瞬間が都度ありました。ちなみに意図せず出会い編の②→その後のお話がいくつかまとまった①の時系列順に読みましたがその方が2人の心情がよりわかるのでオススメです。
    お互いが不安に思うところ・コンプレックスに感じている部分をお互いがやさしく包むようなそんな話で、きっとこれからゆっくり愛を深めていって一生添い遂げるんだろうなと明るい未来が自然と浮かぶ2人でした。そして①の最後の話のラストシーンの遥くんを見て思わず泣いてしまいました…遥くんは感情をストレートに出してくれるので見ていて癒されます。一方の大樹くんは鉄オタながら時々令和のスパダリが垣間見えてとても頼もしかった!
    久々に良作に出会えました。癒しが欲しい方にとてもオススメの作品です。
  • 愛飢え、もっと。【コミックス版】

    Arinco

    やさしい世界のD/Sユニバース
    2025年1月9日
    D/Sユニバースはオメガバースほどではないにしろ運命的でドラマティックなストーリーが多い気がするのですが、こちらの作品はやさしくやわらかな世界でダイナミクスを通して愛とは何かを教えてくれるようで、読後はほこほこしてじ~んと染み入るようでした。
    かと言って瀬凪くんと壱哉先輩が運命的なふたりではないかと言えばそんなこともなく、出会うべくして出会った理想のカップルというのがまた良いのですが…!
    ダイナミクスの性質上どうしてもえすえむが絡んだストーリーが多く、もちろんそういった色気のあるストーリーも大好物ではあるのですが、あえてそういった雰囲気を削ぎ落としてD/Sユニバースの本質(?)がわかりやすくなっている作品な気がします。わかっているつもりでいたダイナミクスのことを改めて(?)知れて勉強になりました!
    穏やかなハッピーエンドの作品を読みたい方にぜひオススメしたいです。
    余談ですが、瀬凪くん以外のDomくんたちも素敵なDomの予感がするので、素敵なSubのお相手と出会っていたらいいなと思いました…!またどこかで出会えたらいいな!
  • デスパレート・マスカレード

    ごくほし

    いいストーリーなのに…!
    2024年3月9日
    もったいなさすぎる!が読後最初に思ったことでした。
    設定もストーリーもものすごく好みだったのですが、ダイジェスト版かな?というほど話がサクサク進んでいき、1つのシーンの余韻に浸る間もなく次のシーンに移動させられるので、読者の置いてけぼり感がすごいです。

    特に攻めと受けが惹かれ合う過程の描写が圧倒的に足りないのでいきなりイチャつき始めてびっくりしましたし、九条家の掘り下げが足りず結局麗に何があったのか最後までわからないのがもんやり…たぶんこのストーリーを描くには1巻では足りないのではないでしょうか。。。

    ただ、ストーリーとしてはとても好きなので素敵な作品を生み出してくださったことは本当に感謝しています!あとは九条家の見た目と性格が大好きで、麗は見た目美人で中身かわいいし、父と兄は顔がよくて麗を大切にしていますし、網膜から幸せを感じました!(チョロ)
    キャラクターのビジュが好きで脳内補完で作品を楽しめる方には、購入して読んでみてもいいのでは?とゆるくオススメしておきます。

    私はいつか大幅な加筆修正がされるか、もしくは九条兄の顔がめちゃくちゃ好きなのでスピンオフなどを出していただいてそこで補完するか、どちらかしていただけたらな~と淡い期待を抱いて、このストーリーに触れたくなったらまた読み返そうと思います!
  • 秘密ありきの僕たちですが

    櫻井ナナコ

    巡の面がよすぎる…!
    ネタバレ
    2024年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お金ありき~がレビュー書くほど好きだったので今回もレビューを書かせていただきます。
    兎にも角にも巡の面がよすぎて終始ングッとなっていました。前作の2巻で"ぶりっこするかわいいド攻め"といった印象を受けたので急に好青年白澤先輩が出てきたときは別人かと思うほどでしたが、悪い顔は相変わらずでそのギャップもよかったです。
    ストーリーについて、先にレビューされていた方の仰る通り好きな過程があまり深く描かれておらず、"お互いがなぜ惹かれたか"がわかりづらいように感じました。おそらくは、巡サイド→裏切りが日常茶飯事の生活の中で裏切らず信じさせてくれる倫太郎、倫太郎サイド→イエスマン(?)な自分が巡のためならノーを言うことができる、といったところなのかな?と推測できますが、明確な描写はなかったのであくまで私の予想です。もう1歩踏み込んで展開していただけたらもっともっと面白い作品になったような気がするのでちょっぴり残念です。。。
    ただ、先生の作品の中でも特に好きなシリーズですし、予想して作品を楽しむことも嫌いではないですし、何より巡の面がいいので(三度目)☆5評価をつけさせていただきました!また続編なり、前作のりょうまこなり、新たなスピンオフなりで作品を読めたら僥倖です。

    <追記です>
    巡の成長ぶりについて、別人かと思ったのは本当ですが私はさほど気になりませんでした。身近に高校時代に1年程度で急成長を遂げた男子が居たので、それと同じなんだろうな~という感覚です(むしろそのギャップ?がいい!というタイプです)
    実際にない話ではないので、試し読みしてみてどうしても無理だとならない限りは購入してみてもいいのかなと思いました!
  • ゴンドワナの眠り

    青井秋

    さすがのロマンティック…!
    ネタバレ
    2022年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一応試し読みしてからの作者買いです。表題作+その後日譚という構成です。
    今回も青井先生の描く幻想的な世界にどっぷりと浸ることができ、自分の語彙力では言い表せないほどのロマンを感じました。
    先生の別の作品でも登場人物の周りを魚がゆらゆら漂うというものがあり(「爪先に光路図」に収録されている「さかなの体温」。どちらも素敵な作品なので推しておきます。特に爪先に~は何度も読み返すほど大好きです)同じ感じで話が結ばれるのかと思いきや、最後そんな運命的に締めくくられるとは…!個人的には先生の作品の中で一番ロマンを感じることのできる作品です。もはやロマンのゲシュタルト崩壊。
    先生、この度も素敵な作品をありがとうございました。美しい心を持つふたりに思いを馳せつつ、博物館を眺めてみようと思います(登場人物たちと同じものを観たくなるまでが青井先生作品です。笑)
  • いい子ですね、命令しても?【電子限定描き下ろし付き】

    車谷晴子

    大好きなD/Sでした!
    ネタバレ
    2022年8月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューすべてに目を通し、ハマれるか不安でお気に入りに追加したまま購入を悩んでいましたが、そもそも自分の中のこれぞD/Sユニバース像!といったものが確立されていないので、これを機に好みを探ろうと思い購入。個人的には、ストーリー全体としてもその中でのD/Sユニバースの在り方としても満点花丸でした!
    D/SやS/Mはただのシギャク癖/ヒギャク癖のある人たちの話であることも多いですが、この作品におけるD/S双方の欲に根拠があり、お互いへのリスペクトを欠かないので、プレイを通じて愛情が生まれて育まれるのにも納得という気持ちでいっぱいです。私は読後とよさん顔でニンマリしました。
    ただ、プレイとして命令している感があまりなく、D/Sや時代物特有の艶っぽさや色気はなかったのが少し味気なく物足りなかったです。致しているシーン自体は結構ありますが、えろと色気は別物なので…。

    また、少女漫画出身の作家様ということで、どこか表現の仕方や描写が少女漫画だなあという感じがして集中し切れないところがありました。たとえば、コマの使い方(見せ方?)、デフォルメキャラの使い方、奏羽くんのふわあああというセリフのチョイス他セリフ回しなどなど。とはいえ何年も昔から連載を持たれコミックスを出されている先生ですので(少女漫画の方を拝読したことあります。20年近く前の話ですが…笑)技術は言うまでもないですし、あと何作品か描かれればまた変わるのかな?と思います。何より、強いBL愛をお持ちとお見受けしますので、次回以降の作品が楽しみです!勝手ながら応援しています。

    長くなりましたが要約すると、D/Sユニバース作品のストーリーとしては芯がしっかりしているので、信頼してプレイをする関係になっているか?を重視されているD/Sをお探しの方にはオススメです!
    色っぽいのが読みたいという方と少女漫画っぽい描写が苦手な方はあまり合わないと感じるのかな?と思います。
    そして、D/S関係にある2人の関係性の根拠とそれに見合う色香が感じられることが私のD/Sユニバースに求めているものなんだなあと思い知るいい機会になりました。
  • 南くんはその声に焦らされたい【コミックス版(電子限定20P有償小冊子付)】

    相野ココ

    小冊子=after story
    2022年3月11日
    !!!重複購入注意です!!!
    私も先にレビューされている方と同じくafter storyを本編がとても素敵だったので楽しみにするがゆえに一切レビューを読まずに購入したのですが、開いた瞬間、小冊子とまるまる同じ内容で唖然としました…(運営さん、この販売の仕方はどうかと…)(お布施という考え方が素敵だなと感じたので私もお布施をしたと思うことにします)
    購入を検討中の方は小冊子付きの本編だけで十分楽しめます!

    肝心の本編についてはさすがココ先生の愛くるしいスーパーかわいい受け…!という感じで、烏丸くんといっしょになって南くんにキュンキュンしました!
    加えて烏丸くんがやさしい、いいひとでとても癒されました。南くんもやさしいですし、二人の周りを取り囲むみんながやさしくてほっこりします。
    試し読みで南くんかわいい!となった方はぜひ購入をオススメします!
  • 神さま、どうか手をとって

    ハルモト紺

    さまざまな愛情の形
    ネタバレ
    2022年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューが高評価だったのとハルモト先生の別作品が好きだったので購入しました。
    購入直後の読後は「高評価にしすぎでは…?」だったのですが、少し時間を置いてぼんやりと話を覚えているくらいの状態で読み返してみたら、とても刺さりました。
    なので、購入されてあまり合わなかったなと感じた方も少し置いてから読み返してみてほしいです。意外とどハマりするかもしれません。

    世の中にはいろいろな形の愛情があって、それをぴったりと重ね合わせることは難しいけれど、たしかに尊いものだなあとじんわり染み入りました。
    レオンとノエにこの先ずっと穏やかに幸せに暮らしてもらいたいという気持ちがありますが、個人的にはエリオットにも幸せになってもらいたいです。レオンやノエのおかげで最後愛情とは何か、自分が求める愛情とは何かがわかったのに…と思うと切なくて涙してしまうほどです…。見守る愛情もありますが、エリオット自身がめいっぱいの愛情を受け取ることができますように。
  • カーテンコールで笑え

    西のえこ

    理想のふたり
    ネタバレ
    2022年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「ダメ(クズ)な年上×しっかり者の(でき嫁)年下」という構図や源氏物語的BLがすごく好きなのですが、立ち読みしてアンテナに引っ掛かったので即購入しました。買ってよかった~!と何度も読み返しています。
    最後、ワクくんがエージさんにお願い(?)したときの男前っぷりもさることながら、黒川くんにダメ出しされて覚醒した後のエージさんの悪い顔がもうズルいのなんの…!
    末永くお幸せに、と心の底から願ってやまないふたりです。ふたりがイチャイチャしてるバラエティ番組とか見てみたい(それを肴に飲みたい)

    そしてまあまあネタバレしてしまっている気がするのですが、、、
    物語の中に限らず物事は「そんなこと」を原動力に動いているんだよなあとしみじみ思いました。
    そんなことでも当人にとっては自分のすべてをかけるほど大きな存在で、それを失ったらと想像するとゾッとして、というのは何となく私にも覚えがあります。なので、読後は不思議と「私も仕事がんばるぞ~!」と前向きになれました(しがない会社員ですが…笑)
    アラビックとコールサックはお笑いにおいても大成してほしいなと願っています。

    幸せそうなふたりからも、お笑いというものに向き合うふたりとそれぞれの相方からも、多方向から元気をもらえた作品でした。
  • あいつ今でも俺のこと好きかな

    明智ヒカリ

    祈りながら後編をお待ちしております!
    2021年11月15日
    前のレビュアーさんに続いて楽しくソワソワしながら後編を待つためにレビューさせていただきます。
    同じく読み放題で素敵だなと感じた作家さんであったこと、一見クズで意外と一途な年上×健気かつ男前な年下という構図が好きなのとで、試し読みして続きが気になり悩まず購入しました。
    テンポよく読めますが内容はしっかりとしているので、82ページしかないというのを見て驚いています(私はもっとページ数多く感じました。すごく良質な82ページ!)でもものすごくいいところで終わっていて、続きが気になるという意味では少し物足りないかもしれません…笑
    感情が丁寧に描かれていてストーリーに馴染みやすく、またこういう気持ち覚えあるな~と思わされて、木崎にも一美くんにも親しみがわきます。
    一美くんは木崎のこと好きかな!?とあれこれ妄想しつつ祈りつつ、後編も楽しみに待っています!
  • アンダーマイスキン【単行本版(電子限定16P有償小冊子付)】

    薄井いろは

    ゆで卵を剥くみたいな恋
    ネタバレ
    2021年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大人同士のしっとりした話が読みたくて購入しました。買ってよかったです…!

    読み始めてすぐは久遠さんが頑なに守っているものが何かがわからなくて、そんな久遠さんをじりじりと追い詰める佐藤さんも不思議で、自分に理解できる内容のストーリーなのかな…と不安になりました。
    でも最後まで読んでみて久遠さんが何を守っていたか(隠していたか)わかりましたし、佐藤さんはきっと出会ってすぐから必死で何かを隠す久遠さんがいじらしくて可愛くて仕方なかったんだろうな~と予想がついて、そこからもう一度読み返したらもうどハマりしてしまいました。
    佐藤さんが終始押せ押せかと思いきや、気持ちが追い付いていない…と頑張る久遠さんもいじらしくて可愛かったです。

    久遠さんが半熟とろとろ黄身のゆで卵だとしたら、佐藤さんはそれをゆっくりとむきむきするような話だなあと思いました。まずはヒビを入れて、少しだけ硬い殻と薄皮をむいて、気づけばむきやすくなっていて、全部ぺろっとむけてしまうような。買ってよかったです(2回目)

    有償小冊子なしがちょうどセール中だったのでどちらを買うか悩みましたが、レビューを見て有償小冊子が良さそうだったのでこちらを購入しました。久遠さんが可愛くて、そんな久遠さんにやられてる佐藤さんも可愛かったです。大満足。

    BLはファンタジーと言うようなキラキラ感はないですが、しっとり色気のある大人同士の恋愛を読みたいという方にはぜひ購入をオススメします…!
  • サブトラクティブ ミックス 【電子限定特典付き】

    櫻井タイキ

    栞くんのポテンシャルの高さ…!
    ネタバレ
    2021年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある幼馴染の恋の後押しをして自動的に失恋、その心の隙間を埋めてくれる大人とゴールインという話なのかと思いきや、読み切りの時点で「栞くんってそっちなの!?」と驚かされ、Another~の途中でもかわいい言動がたびたび現れては驚きつつもキュンとさせられ、栞くんは振れ幅の広い子だなあ…と感心しました。そりゃ周先生も絆されるわ~!

    櫻井先生は既刊を何作か購入したことのある作家さんだったので、はずれはなさそうだし購入してみるか~という軽い気持ちで購入しました。
    がっつりどハマりしたという訳ではないのですが、じわじわ好き度が上がる感じの作品です。
    立ち読み部分で雰囲気が好きだなと感じたら購入してみるとよいかなと思います。

    余談です。
    個人的には央くんと長谷川くんがその後どうなったのかが気になります。
    央くんがしっかりと失恋をして発展しない結末もいいですし、ありがちですけど失恋した長谷川くんを央くんが慰めてそこから発展する結末もいいです。なんかいたちごっこみたいですけどね。
    また、央くんが栞くんを急に避け始めた理由が明らかにされていないのですが、もしかして…?と思うところはあるので、それを踏まえての央くん編があったらいいなとこっそり期待しておきます。
  • ここはYESと言ってくれ

    吉井ハルアキ

    こういうのが読みたかったの…!
    2021年5月10日
    と、読後に思わず言ってしまった作品です。
    吉井先生は『自販機~』で知ったのですが、一見「無表情?で受のこと好きなのか、何で好きになったのかわからん…」みたいな攻が心を動かされた瞬間が丁寧に描かれていて、受側についても感情の動きはわかりやすいのですが何で好きかが明確にされているので、お互いに好き合って恋愛しているふたりを拝ませていただける作家さんという認識です。
    今回も多分に漏れずで、読後は「いいものを拝ませてもらったわ~」という気持ちになりました。

    元川さんは(男性にも使う言葉かはわかりませんが)サバサバした性格で、いい意味で細かなことを気にしなくて、だからこそいろいろなものを受け止めることができるタイプ。
    そんな元川さんだからこそ、過去の恋愛で臆病になってしまった奥村くんが好きになることができたんだろうなと納得します。
    奥村くんは元川さんの懐の広さに癒されてほしいですし、元川さんも奥村くんの可愛さに癒されてほしいです。それを見ていると私も癒されます。

    運命的なラブロマンスという感じではないですが、きちんと恋愛していることが伝わってきて、ほんのり甘い気持ちになったりほっこりしたりするような、ほの甘ラテ系の作品をお求めの方にオススメです。

    いや、それにしても奥村くんかわいすぎか!
  • ネオン街の蜘蛛と蝶

    滝端

    読み進めていくと良さがわかる
    2021年3月9日
    『今夜、君と眠りたい』で滝端先生が描く物事をスマートにこなす年上男性が年下男子との恋愛には翻弄される話をとても気に入り、同じような感じの話はないかな?と行き着いた作品です。こちらもとてもよかった~!

    とりあえず…と最初の1巻だけを購入したのですが、1巻だけでは良い雰囲気であることは伝わってくるものの、繰り返し読んでも作品の良さと高評価の理由がわかりませんでした。
    1巻ごとの価格が安めなので10%offのクーポンを使うのにちょうどいいかな?とそのまま未購入巻をすべて購入したのですが、続きを読んでようやく作品の良さを理解し、高評価であることに納得がいきました。

    飄々としている榛沢さんの内に秘めた伊泉ちゃんへの強い感情にこちらの心も揺さぶられ、一見クールで無感情そうな伊泉が榛沢さんへの熱い想いを元に凛々しくある姿はかっこよくて震えます。

    もし同じような方がいらっしゃれば、1巻を読んでみてモヤモヤすることがなければ次巻以降を購入することをおすすめします。
  • あの日の夢を、もう一度

    滝端

    レビューを信じてよかったです!
    2021年3月8日
    購入して大正解でした!キャラデザからストーリーから何から何まですべてがツボです!

    これまで短編のレビューを(失礼ながら)信じてよかったと思ったことは一度くらいしかなかったのですが、同じような方が先にレビューされよかったと仰っていたのと、レビューで見かけたイケオジというワードに惹かれて恐る恐る購入。

    購入後すぐにページ数を確認して本当に大丈夫かなあ…?と一瞬不安になりましたが、駆け足・もたつくことなく絶妙なペースで話が進んでいき、エンディングを迎えるとしあわせな気持ちでいっぱいになり充足感が味わえました。
    レビューを信じて本当によかったです。

    それと、攻めだけどかわいいイケオジが若くて心にかさぶた程度の傷があるような受けくんをかわいがる話が大好きなので、とても刺さりました。
    中條さんサイドに立てば真鍋くんがかわいくてたまらず、真鍋くんサイドに立てば中條さんのどっしりと包み込んでくれる感じがたまらんです。

    あわよくば、この先の2人が見てみたいなあと思ったりもしますが、それは物足りないからではなくこの2人はきっとしあわせな日々を過ごすんだろうなというのが想像できるからです。
    購入を躊躇されている方はレビューにザッと目を通していただいて、共感できるレビューが1つでもあれば購入してもハズレたと感じることはないと思います。
    私はとにかくおすすめします!
  • お隣くんはなんて気まぐれ

    木山くら

    ひたすらかわいい!
    2021年2月13日
    読後すぐに言いたくなるのは「かわいい」。
    淡々とストーリーが進んでいきますが絶妙なテンポ感で、藤くんと三浦くんがお互いを好きになって結ばれるまでをしっかりと見られて大満足です。そしてとにもかくにも三浦くんがかわいい。
    いっしょに入っているお話もかわいらしいお話で、疲れた心が洗われるようでした。ほっとひと息つきたいときにオススメです。
  • 明日、きみのものにして

    美山薫子

    キャンディ系BL
    2021年2月12日
    ピュアピュアで糖度高めの作品に癒されたいな~と考えていたところにこの作品に行き着き、レビューが高評価だったので購入してみました。
    他の方の仰る通り少女漫画的ではありますがゴテゴテした感じはなく、受けの由希くんもかわいいですが女の子みたいというわけではないので(おめめ大きめ男子ではありますが)爽やかにまとまっています。
    ただ、話がグイグイと大股で歩くように進んでいくのがとても残念です。2人がくっつくいたのを見て「早くない!?今何話!?」と思わず話数の確認をしてしまいました…。女の子のことは気になりませんでした(展開が早いことの方が気になりすぎたので)
    せっかく攻めである隼人くんに由希くんのことを好きになった明確な理由があって、由希くんが隼人くんを好きになる気持ちもわかるようになっているので、ページ数を増やしてそういったエピソードをスムーズに繋げてほしかったです。ネタが素敵なだけにもったいないです。
    評価を多少下げてしまって申し訳ないのですが、次回作に期待をして思ったことを率直に書かせていただきました。
  • 恋が落ちたら【電子限定描き下ろし付き】

    上田アキ

    イケオジと大人の色気
    2021年1月21日
    購入直後に読んだときはさほど刺さらなかったのですが、少し時間を置いてから読み返したらめちゃくちゃハマり、定期的に読み返しています。
    言葉にすると安っぽいですが、大人の恋愛を読んで楽しめる一冊だと思いました。
    頑なな伊瀬くんがスパダリなイケオジ菱本さんに絆されていく穏やかな話の中にキュンとときめく仕草やドキッとする色気たっぷりのシーンが程よく散りばめられていて、登場人物の行動原理や感情の動き方にすごく説得力があります。しかも取ってつけた感じでなく、とても自然。そして何より単純に菱本さんがかっこよくて、伊瀬くんがかわいい!
    しっとりとしているけど甘酸っぱさを感じたいときに読むのにオススメの一冊です。
  • 欲しいのはキミのスキ

    西下まよこ

    カテゴリ登録誤り?
    2021年1月18日
    最初の方で幼馴染BLのド定番シチュエーション、好きな相手に近寄る女は一掃する系の話なのかな?と思い読んでいましたが、ある意味テンプレに当てはまらない予想を裏切る結末でした…。
    やたら低評価だな?と気になりレビューを見ずに読みましたが、まあ納得です。表紙からして違和感があったのですが、その違和感通りの話なので、気が進まない方へはオススメしません。
  • 酒処ぬくみ屋ただいま営業中

    縁々

    ごはんのおいしい居酒屋に行きたい!
    ネタバレ
    2021年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読むとほっとして、おいしくてあったかいごはんが食べたくなる、そんなお話でした。近所にぬくみ屋があったらいいのに~!という一言に尽きます。
    登場人物全員が人のことを気遣える優しい人たちだからこそすごく優しい世界観で癒されますし、佐波さんとシノさんがお互いのことを大切に思っていることがしっかり伝わってきます。でも他の誰ともいっしょという訳ではなく、食を通して特別な感情が湧くところも描かれているので、最終的にバカップルになるのも納得です(笑)
    個人的には描き下ろし最後の寝ぼけている佐波さんとそれを見守るシノさんがとてもツボでした!可愛いが過ぎる!
    ほんわかしたお話が読みたい方にオススメしたい作品です。試し読みで気になった方は購入してみてはいかがでしょうか?
  • ハイドランジア ケージ【コミックス版】

    悩んだらぜひ購入してほしいです…!
    ネタバレ
    2020年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単純に攻めと受けの見た目が好みなのと試し読みで続きが気になったこと、レビューが高評価だったので購入。個人的にはかなりアタリで、もう何度も読み返しています。
    見た目の美しさもさることながら、一本芯の通ったクズ攻めとそれをしっかり支える懐の広い受けという構図が好きなので、終始満足感に浸っていました。
    また、伏線の回収がとても絶妙でストーリーがしっかりしているのもとても良いです…!雨情の怖いもののエピソード、大好きすぎます。
    紫陽花は生息する場所で色が変わるとのことですが、最後はむしろ四葩に染められたのでは?と思うほどの雨情の四葩溺愛ぶりに幸せな気持ちになりました。
    もし購入を迷われている方がいらっしゃったら、ぜひポチっていただきたいと思うほどおすすめの作品です。
    (ちなみに前作は今作読了後に購入して読みましたが、前作は未読でも全然問題なしです。ただ、四葩がいじらしくて今作をまた読み返したくなりました…笑)
  • 秘密には向かない職業

    金井桂

    かっこいいアイドル頼くんはどこへ?
    ネタバレ
    2020年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作を読んでいたため購入しました。
    二人がより深く結ばれてよかったと思いつつ、前作から引っ掛かっていた頼くんのオンとオフのギャップが段々受け入れ難くなってきているのが本当に残念でした…。
    設定としてお互いがお互いの仕事している姿を尊敬しているのがあるのはわかりますし、描写からもきちんと受け取れますが、特に今作は頼くんに対してはすごく押し付けている感があって、三倉さんがアイドル頼をリスペクトする構図が疑問でなりませんでした。
    加えてオフになった途端突然メス化していて、かっこいい頼くんが最終的に折れて可愛くなるのがいいのになあ…と残念の一言に尽きます。最後のヴェールのくだりもヴェール自体も要らなかったです。
    ただ、細かいところまで落とし込み切れていなかったものの、頼くんも三倉さんも役者として開花したい/させたい気持ちと恋愛感情は天秤にかけるまでもない、というスタンスはとてもよかったです。ストーリーの軸は本当に大好きなんです。
    総括するともっと頼くんをかっこよく描いてほしかったです…前作の音響トラブルのシーンが本当に好きなので…。
  • 青とジェント

    秋平しろ

    今回も素敵でした~
    2020年11月3日
    作者買いです。今回もとても素敵な話でした!
    ただ、今回は今までの作品と少し毛色が違うように感じたというか、いつもより少し読後感がさっぱりしていました。
    今までの作品は攻めか受けのどちらかが男同士の恋愛に絡むコンプレックスや傷を抱えていて、それを解消してエンディングを迎えていましたが、今回はお互いの家族が問題となっているものの解決までには至っていないからかな?と思いました。
    もう少し掘り下げてほしかった気はしますが、お互いの家族が縁となって直己くんと京一さんを繋いでくれたことは事実で、二人とも幸せにおなり…とほこほこした気持ちになれたので気になりません。
    何より直己くんがとにかくかわいくて、京一さんもジェントルマンで素敵で、佐久間さんもいい味を出していて、読後とてもハッピーな気持ちになれました!
    オレンジのような作品を読みたいときにおすすめです。
  • お金ありきの関係ですが

    櫻井ナナコ

    好みが分かれそうですが私は満足です!
    ネタバレ
    2020年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューが高評価なので試し読み→続きが気になり購入。個人的には満足です!
    裏稼業のお話が好きな方には物足りないかもしれませんが、私はゴリゴリの裏稼業話が苦手なので、牧が柳井をイロとして囲って大切にしている "ならでは" という感じ程度に設定が効いているのは却って好感が持てました。
    読み終わってからふと多額の借金を肩代わりするほどの親友のことをどう思っていたのか、牧の過去の愛人歴、しがないリーマンを望んでいたはずなのに最後なぜそこにあっさり転職したのか…など少し引っかかったところはありますが、牧が初めから柳井に優しかったこと、柳井が牧のことを叱るほど大切になったことが本当に良かったので、まあいっか~と脇に置いておくことにしました(笑)
    その他にも柳井の万能設定は不要なのでは?という意見も共感しますが、ストーリーの軸がしっかりしているので私は気に取られることなく読めました。
    伏線は絶対回収!という方や結局どうなったのかわからないのは落ち着かない…という方へはおすすめしませんが、攻めと受けがお互いを大切に思うお話が読みたいという方へはおすすめです!
  • もう一度、きみと。

    夏村げっし

    絵が綺麗なので逆に残念、、、
    2020年10月27日
    他の方も仰っているように、元々あの作品の二次創作で活動されていたのだろうなということが絵柄からも最初の数ページのストーリーからもわかります。まったく集中できなくて4ページくらいしか読めませんでした…絵のタッチは綺麗で丁寧に作業される方なのだろうなということもわかるだけに残念です。なんかもったいないな~というのが感想です。
    似たような境遇の幼馴染の話といえどもいろいろな切り口があると思うので、もう少し独創性のある作品に仕上がっていたら読めたかもしれません。
  • 【単行本版】ビジネス・ライク

    ひがしづむ

    1巻と2巻の温度差…
    2020年10月10日
    1巻を購入し、訳アリな2人がくっつくまでを丁寧に描いてくれる作品なのだという印象を受けたので、どういう風にくっつくのかな~?とワクワクして2巻を購入したのですが…怒涛の展開すぎて読んでいて疲れてしまいました💦
    いきなり出てきた情報がたくさんあって処理できないうちにさらなる情報が出てきてしまうので目が回る感じといいますか…仕事のこと、親のこと、元カレのこと、乗り越えるべき壁を全部ガッチャンコして破壊して乗り越えた(?)みたいな印象を受けました。どれか1つか、せめて1つ減らしてフィーチャーして描いてもらえたら大好きな作品になっていたと思います。
    行く末を見守ってスッキリしようと2巻を購入しましたが、1巻までで止めておいて想像するだけに留めておいてもよかったなあと少し後悔しています😔
  • 遅れてきた春は。

    野萩あき

    かわいいふたり
    2020年5月12日
    他の方も仰っていましたが、野萩先生の描かれる攻めのおじさん(中年男性?)が好きなので購入。
    今作のおじさんである久典さんはとてもかわいらしく、そればかりか受けのチカくんもとてもかわいらしく、2人をとりまく周囲のみんなも朗らかないい人たちばかりで、読んでいてほこほこする作品でした。癒されるので購入後繰り返し読んでいます。
    久典さんとチカくんにはやさしくあたたかな場所でずっといっしょに幸せに過ごしていてほしいです!
  • オンラインゲーム仲間とサシオフしたら職場の鬼上司が来た

    ん村

    久々に声に出して笑いました!
    2020年3月16日
    レビュータイトルの言葉どおり、とてもおもしろい作品です!久々に何かしらの作品を読んで声を上げて笑いました。
    Twitterで連載されていたということでギャグテイストでさらりと読めますが、BLとしてのときめきのポイントはしっかりと押さえられています。また、個人的には値段以上のボリュームを感じました(読後のいっぱい読んだ感がすごかったです)
    甘々だったり切なかったりする壮大なラブストーリーというわけでも、濃厚な絡みがあるわけでもないですが、特に社会人同士の白瀬さんと橋元くんには共感できる部分があって、だからこそお互いを好きになるのも頷けるなあと私は思いました。
    ぱっと明るい気分になりたいときにおすすめです!
  • 執着ボイス【電子限定おまけ付き】

    桜庭ちどり

    シリーズ新作だと期待して購入しましたが
    ネタバレ
    2020年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方も仰っているとおり、ボイスシリーズである必要はあったのかなあ…?という感じです。期待して読み始めただけに肩透かしを食らった気分です。
    執着攻めも依存受けも単体で好きで、攻も受も強い感情を相手へ向けているとなおのこと好きなのですが、いまいちハマれませんでした。おそらく声優や元ヤン、開業歯科医などの設定がモリモリすきて集中できなかったのだと思います。登場人物の心の動きをシンプルかつ丁寧に描いていただきたかったです。
    それと、個人的にはイトコの誠二が物語のキモを担うには弱く、キャラも掴みどころがなく最後までよくわからないまま終わってしまったのが残念でした…。
    少なくともボイスシリーズである必要はなかった気がしますし、かといって普通の話として読むにはあっさりしているので、ボイスシリーズとして確立するような続編が出てほしいです。
  • #BLごっこ【電子限定描き下ろし付き】

    ニクヤ乾

    今日から私もBLオタ!
    2020年1月4日
    軽く読めるハッピーな話を欲しているときに購入。
    タイトルのキャッチーさと見た目のポップ?な感じに惹かれたのですが、第一印象と中身に齟齬がなく、何となく明るくてかわいい話を読みたいなあというときによく読み返しています。
    同じ世界線の学生2cpの話が入っていて、決してどちらも深い話をしているわけではないのですが、ごっこという遊びを通して真剣に恋愛している感じが微笑ましく、読むとサイダーを飲んだ後のようなほの甘い爽快感があります。そして自分もBLオタしたくなって思わずアカウントを探しそうになります…笑
    お手軽に幸せな気分を味わいたい方におすすめです。
  • 薔薇の花のかぞえかた

    はぜはら西

    心が凪ぐ穏やかな作品
    2019年12月31日
    購入後、何度も読み返しています。
    話数としては2作品入っている関係で短めですが、まったく気になりません。朝野くんや喜納さんのお互いに向ける感情の動きがたまに少しだけわかりにくいものの、要点を押さえていて読みやすく、ちょうどよい長さです。喜納さんみたいな上司がいたらいいなあと思ったり、朝野くんの可愛さに絆されることに共感できたりもします。
    2作品目は表題作のスピンオフです。多くは語りませんがこちらもよかったです。
    穏やかに進む2組の出会いから恋の成就までが心を落ち着かせてくれる、ほんのり甘いけどもたれることなくスッキリとした素敵な作品です。
  • 純潔☆騎士のグランツライゼ

    せいか

    いろんな意味で美しい…
    ネタバレ
    2019年12月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛というよりは愛情について描かれている作品だなあという印象です。
    ガエルのピュアピュアな心と、お互いに心の奥底までを相手に晒して愛情を交わす姿、エルシエラスを初めとするエルフの顔面(笑)が美しく、時折涙しながら読んでいました。そして度々エルシエラスの発言に笑わされました…笑
    1巻では恋愛の要素と身体の交わりはないですが、精神の交わりの方が身体の交わりよりずっと濃厚でどきどきします…。2巻できちんと恋愛していますが、かえってあっさりと感じるほどです。何にせよガエルがピュアピュアでかわいい。
    美しいものに触れたくなったときに読み返す作品になりそうです。
  • 溺れるキスに酔わされて【シーモア限定特典付き】【コミックス版】

    OOY

    急にアレ食べたい!となる的な作品
    ネタバレ
    2019年12月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方も書かれているように驚くほどストーリーに内容はありません。
    でも損をした気になるかというと意外とそうでもなく、単純に好みの攻め(見た目と見た目通りのフェロモ~ンという感じのデキる上司)が純朴なのにいざ行為に入った途端えろえろになる受けとイチャイチャしているだけの一冊で、自分の中では読んで楽しむというよりは見て楽しむものと位置付けました。
    頻繁に読み返しはしないと思いますが、たまに「アレが食べたい!」となるみたいにふと思い出したときに読みたくなる作品です。
  • その好きほんと。

    たき猫背

    甘々で幸せな気持ちになれます
    2019年11月16日
    作者買いです。新刊予定見てずっと楽しみにしていました!
    罰ゲームからの恋というのは設定としてはよくある方で、先が何となく読めるとは思うのですが、たき先生はキャラの感情表現がとても上手なので気持ちが入り込みやすく、展開がわかっていてもキャラといっしょに気持ちが動きます。切なさだとか相手を好きだと思う気持ち、灘口くんが可愛くてたまらん!などなど…笑
    また、たき先生の作品は攻が受のことをとても大事にしていて、今回もしっかりそれがわかったのでときめきました。
    読み終わると甘々で幸せな気持ちになれる素敵な作品です。
  • 捨てないでマイヒーロー

    ひもだQ

    下剋上が描きたいことだけはわかりました
    ネタバレ
    2019年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 厳しめだと思いますが、期待値からの落差が激しかったのでこの評価です。他の方も仰っていたように私も買って失敗したと感じました。
    Ω×αのえろが描きたかったんだろうなというのは見て取れましたが、感情の動かし方が雑で、どうして楓があずさに抱かれるのかも、あずさが楓を抱きたいと思うに至ったのかもまったくわからず、本当にえろシーンが描きたかっただけなんだろうなあと感じました。
    「楓がαらしくかっこいいな」と私自身が感じたシーンであずさもときめいていたのに、上手く下剋上に持っていけていないので楓が突然メス堕ちしたみたいになっているのが本当に残念です。
    過去にΩ×αのオメガバース作品を読んだことがあり、それがとてもよかったのでまだ読む気を失せるところまではいっていませんが、オメガバースでなくてもよかったのでは?と思うのと同時にΩ攻めとα受けが苦手になってしまいました…。
    単純にえろい話が読みたい方には向いているかもしれませんが、オメガバースにドラマチックさを求めている私のようなタイプの方にはおすすめしません。
  • 偽りの宦官

    日野晶

    シリーズ内イチオシ
    ネタバレ
    2019年10月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皇帝と宦官シリーズはすべて読んでいますが、個人的にはこの二人が一番好きです!
    同人誌向けということでシリーズの他作品より短めで二人のもう少しその先が読みたかったりもしますが話はしっかりまとまっていて、焦れったさ込みで良いサイズかなとも思います。

    士良になかなか伝わらないように見える寧の愛情も、それが何かわからないなりに士良はきちんと受け止めているので、最後それが愛情だと気づいたときの士良がかわいかったです。
    それと、寧が扉を開けておいた士良を囲うための鳥籠に自ら飛び込んでいく感じに胸を打たれました…にこりともしないのに溺愛している寧もかわいいですし。
    シリーズがお好きな方は一度読まれてみてはいかがでしょうか?
  • 雷神とリーマン

    RENA

    一度読んだら止まりません
    ネタバレ
    2019年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 立ち読みの感じと評価の高さからずっと気になっていた作品です。
    とはいえ一度に全巻を買う勇気もなくクーポンで1巻だけ買ったのですが、1巻からすでにとても面白くて先が気になって仕方なくて後が大変でした(笑)
    個人的には愛とは何かを考えさせられる話だなあと思っています。考えさせられて、心があたたかくなるのと同時に切なくなって何度泣いたかわかりません。
    愛に飢えている大村と、知識として愛を知ってはいるけれど完全に理解こそできていない雷遊が今後どのように進んでいくのか…とても気になります。
  • 幼馴染だけど性的に好きです。 【電子限定特典付き】

    佐久本あゆ

    軽いタッチだけど全体的に好きです。
    2019年9月17日
    作者買いなので購入時こういう話が読みたいとかは特になかったのですが、それでも当たりと感じました。
    ドラマチックな展開ではないですが、ほっこりとした気持ちになれて、思わずくすっと笑ってしまったりもして、ちゃんとキュンとするシーンもあるので、さっぱり系の読後感でも物足りなさはなかったです。
    何か読みたいなあと思ったときに繰り返し読む1冊になりそうです。
    そして他にも書いてらっしゃる方がいましたが、大嶋がいいキャラなので彼についての話もいつか読みたいです…!笑
  • Dear My Drug

    佐藤アキヒト

    もう少し読みたかった
    2019年8月22日
    他の作品を読んで佐藤アキヒト先生の作品にハマったので作者買いしました。設定やストーリーの大筋がすごくツボなのですが、終わりがバツっと切れてしまっているのが気になります(分冊版のレビューに打ち切りというようなことが書いてあるのを見ましたが、たぶんそうなのだと…先生が描かれたかったことを表現するには最低でも2巻は必要です)
    ポチとウィルがお互いに絆されるまでの過程、ウィルがIDやWHITE DRUGを忌み嫌う理由、2人の周りにいるキャラクターたちの行動原理などが明らかになっていなくて、それがわかればもっともっと面白いお話になると思います。
    いつか加筆された完全版が出たらいいなという期待をこめてレビューさせていただきます。
  • オレを守ると誓ってよ

    木田さっつ

    予想外のピュアさに泣かされました
    2019年1月21日
    年上のスパダリ的な攻めに甘やかされるかわいい受けというBLが読みたくて行き着いたのですが、希望の条件にぴったり合うどころかカナンくんとモーゼさんのそれぞれに向ける愛情がまっすぐでピュアで何度か思わず泣いてしまいました…。
    ところどころギャグを挟んでいてテンポよく読み進めていけますが、かと言ってあっさりしてるかといえばそうでもなく、お互いに執着している部分もありますし、その一貫としてやることはやっています。
    読後感が良く、二人ともお幸せに!と思える作品です。そして個人的には佐波Pと隼人くんの関係性が非常に気になります…笑
  • こんな悲しい恋をするはずじゃなかった

    雪居ゆき/ARUKU

    スピンオフでなければなあ…
    2018年6月26日
    私もみなさんと同じく、試し読みの途中で『俺の人魚姫』のスピンオフであることに気づき、期待をして購入しました。人魚姫での柏原さんはチャラいけど意外と面倒見よく情に厚い男という印象で、ねずみくんのようなかわいい子と結ばれて幸せになってほしかったのです。
    その点に関しては達成された気はします。
    ただ、ARUKU先生原作で見る後半で突然ファンタジーやSF展開になる感じが好きであることを踏まえて全体的なストーリーを見たときに、人魚姫のスピンオフである必要はなかったのかなあと思います。続編ではないので仕方がないのかもしれませんが、人魚姫が高評価である以上は同じ世界線(世界観)でストーリーを作って欲しかったといいますか…。
    スピンオフとして読まなければもっと楽しめたはずですが、どうしてもそのことが引っかかってマイナスイメージがついてしまったのでこの評価です。
  • 小説家の溺れ方【特典付き】

    浅井西

    期待していただけに...
    2018年6月26日
    だいぶ厳しめなことを書いています。
    新刊チェックをしている際に気になり、連載版の1話を読んでから前作とともに購入しました。とても楽しみにしていただけに…という悔しさが半端ないので、歯に衣着せぬといった感じで書かせていただきます。

    前作では関係性があまり発展しない(というか曖昧な)まま終わっていたので、どういう風に始まって着地するのか楽しみに読んでいたのですが、まず大幅な加筆修正のせいで吉崎が突然登場したことに驚きました。
    その後もストーリーにのめり込むことなく、キャラクターに感情移入ができないまま話が終わってしまい、読後に思わず「もう終わり? 短っ!」とツッコミを入れてしまいました…。
    上手く話がまとまってページ数が少ないのはいいのですがそういう訳ではなく、まるで試行錯誤中のプロットを読まされているようでした。こういう流れでストーリーを進めていきたいというのは見て取れますが、繋ぎ目や前後関係が雑という印象です。
    たとえばキャラクターの感情の動き(どこで自分の恋愛感情を認めるか)がはっきりしていません。今までたくさんの作品を読んだのである程度予想できるので何とか読めましたが、そこは読者に想像させるのではなくきちんと描かなければならない点だと思います。

    こんなんならいっそのこと続編は出さずに前作の1巻だけで終わっていてもよかったのでは?と続編を購入したことを後悔しました。もしくは単行本じゃない方を買えばよかったなとか…1巻だけなら多少設定やキャラクターの感情がふわっとしていても自分で補完すればいいやと思えるのでマシです。
  • 愛し

    くれの又秋

    こういうリバ大好きです
    2018年6月12日
    くれの先生の『手中に落としていいですか』が好きで購入したかったのですが、リバという表記が引っ掛かってすぐに購入に踏み切れず。。。
    でもレビューを見て好きな感じっぽいかな?と思い購入したところ、とてもツボにハマりました。

    ちなみに私はリバが完全にダメという訳ではなく、キャラクター性(人物の描かれ方?)でありかなしか決めている感じなのですが、芦田くんと辻くんはアリでした。
    タチ専のゲイがノンケを落として初めてするときは自分がネコ側で、2回目以降はタチに戻るみたいな話好きな方はハマると思います(私はそのクチです)

    最高の~という表現はあくまで煽り文だと思うので過剰な気がするのは置いておいて、何というかリバという概念があるようでない2人なのかな?という印象です。
    お互いのことが好きで想っているし身体も繋げたいけど、どちらの役をするかにはこだわりがないと言いますか…
    まだ関係が始まったばかりというところで終わるので、定着していないだけでいずれ固定されるかもしれないですし、基本は攻受固定でたまには逆にしようというノリのまま行くかもしれないですし、あれこれ続きを想像しては楽しんでいます。どちらでも私はおいしいです。
    個人的には終わり方も特に問題ないです。2人の続きが見れるならもちろん見たいですけど…!
  • 糸永くんの恋の糸

    奥田枠

    いじめがもう少し可愛いものだったら...
    ネタバレ
    2018年5月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの前単行本が好きだったので購入。

    全体的なストーリーはよかったですし、糸永くんがとにかく愛らしくて堪らなかったのですが、いじめのことがどうしても引っ掛かってしまいました…。糸永くんが真田を好きになったきっかけはやさしいところだと思うので、その真田が照れ隠しとはいえ再会したとき怯えるほどのいじめの発端となる行動を取ったのも、お互い好きだったのにすれ違っちゃったねと許してしまえたことも腑に落ちません。年単位とかで時間をかけて誤解をとくならわかるんですけど…ということでこの評価です。

    でも糸永くんが可愛いところや真田が変わらずやさしいところにキュンとさせられるのは事実で好きな作品ではあるので(好きだからこそ悔しいというか)読み返しますし先生の今後の作品も期待しています!
  • 交じりあう僕等

    カズ

    相手を想う気持ちがわかって切ない
    ネタバレ
    2018年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2CPのお話がリンクしています。
    サラッと読めますが、どちらのお話も相手を好きでいる理由やどんな風に想っているのかがしっかりと伝わってくるので、それぞれのラストでグッときて思わず涙してしまいました。

    吉矢とみっちゃんのお話に関しては、男子高校生らしい甘酸っぱい話かな?と思って読んでいましたが、最後の最後、想いを伝えた吉矢に対するみっちゃんの言動がものすごく残酷で、でもそんなみっちゃんだからこそ好きだ、好きになってよかったと言える吉矢が愛おしいです。恋愛としては成就しなかった二人だけれど、お互いに友情として人としては想い合っているのが、吉矢が映したみっちゃんがかっこよくあること、吉矢によってみっちゃんのかっこよさが引き出されることからよくわかるのがまた切ないです。

    対してユウとマコトさんは大人だしビターなお話なのかな?と思いきや、いい歳した大人がもだもだしているお話でした(笑)大人だからこそ色々なしがらみがあったり変に勘ぐったりして素直に想いを告げることができずにいたけれど、最後お互いに一番の本音を伝えることができたので、この二人は今後些細なことで喧嘩することはあっても変な風にすれ違うことはないんじゃないかな?とほっとした気持ちです。
  • 君を奪って逃げる日

    端丘

    さらりと読めて、しっかり甘酸っぱい
    2017年8月7日
    試し読みを読み続きが気になり、値引き中だったので購入。以前に端丘先生の『妄想くんのふたりあそび』を読んで端丘先生作品を好きになったのですが、本作も同様にふんわりほんわかしている中にどこか切なさが滲んでいて改めて先生の作品が好きだと思いました。エロらしいエロはないですが、さらさらと読める可愛らしいお話をお求めの方におすすめです。

    表題作の他2作品が収録されており、いずれも付き合っている相手の自分への気持ちに自信が持てない⇒ちゃんと自分に気持ちが向いていることがわかってハッピーエンド、というもの。ありがちな話ではありますが、自分のこと好きなんだとわかるまでの過程は切ないですし、わかったときはキュンとします。
    わたしは買ってよかったなと思いました。
  • Life 線上の僕ら

    常倉三矢

    ほろりと来てしまうあたたかいお話
    ネタバレ
    2017年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今までレビューを書いたことはありませんが、とても素敵だったので初投稿です。

    ストーリーはあらすじの通り。独自ルールの白線ゲームをしている最中に鉢合わせて出会ったふたりが恋に落ち、ふたりでいっしょに白線にたとえた人生を歩んでいく過程が描かれた『Life』というタイトルがピッタリなお話です。
    わりとサクサク展開する気がしますが、ストーリーの大事な部分は落としていませんし、私には程よいペースでした。

    個人的に大好きなのは、話の中盤で仕事に関しては生真面目な伊東くんが西くんの悩みを聞いて、終盤で恋愛に関しては無邪気な西くんが伊東くんの悩みを聞いて、お互いがお互いをいい方向に引っ張って行く姿です。とても胸があたたかくなり、思わず涙が…。

    理想的な人生のパートナーの関係性で、恋というよりは愛情のお話かな?という感じです。そういうお話が好きな方にぜひオススメです。