不可逆性の向日葵
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不可逆性の向日葵

緒花

真夏の邂逅

2022年9月24日
博生は事故で死んだ兄の遺品を整理するため、恋人の美郷(みさと)の家に行く。
だがそこにはなぜか死んだはずの兄がいて――。

タイトルに惹かれて新刊ジャケ買い。
ある条件を満たしてその部屋を訪れると、まだ生きていた5年前の兄と再会できる…という、タイムリープもの。
1巻はBLというより、ある家族の物語です。
家族の物語…なのですが、私はご両親の言動に違和感を感じ、共感できずにかなりモヤモヤしてしまいました。
ストーリーは淡々と進み、読み終わった時私は少し物足りなさを感じました。

…でもちょっと待って、この作品、未完です。まだ続きがあります!
最後の描き下ろしで「えっ、そういうこと!?」と、驚きました。
なるほど作者様はそういう意図で描かれていたのか…。

物語が完結するまで、今はまだ評価をつけるのは難しいな。まだこれから大きく物語が動きそう。
これからどう物語が展開するのか、時を遡るのにはどういう意味があったのか…続きを待ちたいと思います。
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