言ノ葉ノ花《コミック版》
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言ノ葉ノ花《コミック版》

三池ろむこ/砂原糖子

息苦しさ、生きづらさ

2022年9月25日
人の心が読める特殊能力。
それも生まれつきではなくて、突然出てきた能力。
その能力で世の中をうまく渡っていったり、人を利用しのし上がる話ではなく、ただただ人の悪意にのまれてしまう主人公なので、読んでいて苦しい。
自分のことを好きでいてくれる同性に打ち明けるも、そんなにうまく事が運ぶわけでもなく。
けれど打ち明けられた側は必死に考えて悩みつつ、結果的に寄り添う道を選ぶんだなといったところで終わりました。
話としてはおもしろいし丁寧に描かれているのですが、BL要素は少ないですし、ひたすら主人公が辛いので読み返すことはないかな。
続編もあるけど、レビュー読んでたら特殊能力はなくなったものの、それで今度は疑心暗鬼になってウジウジと悩むとあり、こちらの作品を読んで空気感が好みではないので続編は購入はしないと思います。
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