絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男
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絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男

紺吉

メタ。

2022年9月28日
チラッとドラマを見たことはありましたが、今回ガッツリ読んでみました。
面白いですね。
1話1話がとても短くて各話のタイトルに沿ったBLあるある話が解りやすく、いちいちうなづけました。
この「あるある」が恋愛少女マンガあるあると被っている展開すらも、主人公の謎理論で悉くBLあるあるに昇華していると思いました。
逆にソレが、紋切型BLを作る常套手段に対するジャッジメントに思えてきて、途中から笑っていいのかどうなのか微妙な気持ちになってしまいました。
正直、今作を読了後、BL作品をいくつか読んでいた最中に、ちょっと引いて俯瞰している自分に気づき、気まずい思いをしました。
それが良かったのか悪かったのかはともかく、良質な作品や読み応えのある作品を嗅ぎ分けるスキル磨きに役立つかも知れません。
ともあれこの作品の決着はどうつけるのかが気になっているのは間違いありません。
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