このレビューはネタバレを含みます▼
同じ大学の悪友・ルカ(α)×オスカー(α)。「きみはもう噛めない」で、バース性が決まる前の幼少期に兄・オリヴァーのヒートに遭遇して襲いかけた過去を持つオスカーのスピンオフ。大学に進学し、番探し中のルカと連んでΩ食いを繰り返す中、ルカとの接触によりこれまでにない体の変化が。前作では重い過去を持ちながらも出番が少なかったオスカーだけど、やっぱりトラウマは根深く残って不安定な状態。チャラいようでロマンチストなルカとの仲が友人から微妙な関係へと変化し、それでもルカの番にはなれない自分ではルカの夢を奪ってしまうから踏み込めない。オスカーの傷が辛くて読んでるこちらも胸が痛かった。オスカーの体の変化は想定内だけど、納得できる理由がちゃんとあってなるほど！オスカーとオリヴァーの兄弟愛にも泣けた。リアム×オリヴァーが幸せいっぱいに暮らしているのも改めて確認できたし、みんな幸せな大団円でよかった！卒業式のオスカーのチョーカーがなんかいい。
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