北北西に曇と往け
」のレビュー

北北西に曇と往け

入江亜季

心躍る

2022年10月1日
美しく厳しいアイスランド島。そこでの主人公達の生活やたまにラッキースケベ的なものが描かれつつ、途中から仄暗い謎めいたものが背景に現れてお話は進みます。
謎の核心に迫るかと思えば、何事もなかったように日常生活の話に切り替わります。落ち着くようで落ち着かない…楽しい日常や圧倒される自然の描写を堪能しながらも心の片隅にアレはどうなっていくのかということが常に存在していてとても先が気になります。
まんまと作者様の手の内で転がされております。

※紙本のページ表記です。
1巻246ページ、
2巻228ページ、
3巻204ページ、
4巻200ページ、
5巻264ページ。
装丁がとても美しい。
★(2022.11.26追記)6巻212ページ。重要な局面が描かれていました。何かを言えばネタバレになりそうで難しい。ドキドキゾクゾクしながら読みました。当該の出来事について推理してみたけれど私には分からずやはり次巻を待とうと思い至りました。
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