このレビューはネタバレを含みます▼
第1話から完成度がかなり高く、一気に惹き付けられ最新刊まで読んでしまった。挙げたらキリがない程魅力的な要素だらけで、なぜこの作品が余り知名度がないのか不思議でならない。
まずバトルシーンの迫力。魅せたいところは敢えて擬音を入れず、絵の迫力と質量で何が起きているかを理解させてくる。その斬新な手法が何十ページと続いても、次の展開が気になり、捲る手が止められない。1話から最後まで、迫力・動き・緻密さどれを取っても申し分ない素晴らしい作画で読者を圧倒する。
そしてラグナのみならず、銀装兵団・翼の血族など、登場人物全員濃い。話の途中でバックボーンが絶妙に入ってくるため、どの登場人物にも感情移入させられた。銀器姫とラグナ、カムイと翼の王。この2人の関係性が堪らなく素敵。