このレビューはネタバレを含みます▼
先日の出版社さん限定のセールで購入しました。大学生の真幸×自称神様・琴藤様のお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計197ページ。管理も兼ねて亡くなった祖母の家に引っ越してきた真幸が、幼い頃に一度会って以降ずっと気になっていた和服の青年。ある朝真幸が目覚めるとそこにいたのは琴藤と名乗るその人で、なんとその人は人間ではないことが判明し…というお話。縁側があって畳の部屋がある古民家って情緒あって良いですよね。作者さんの絵の雰囲気も相まって、とても柔らかい印象のお話で、少女漫画のような感じかなと。最後まで致してますが、ドロドロした感じは全くないし、修正は白抜きですがほとんど見えない構図なので、BL初心者の方や少女漫画の延長で楽しみたい方向けかも。私的には、初めてなのに外かぁ〜、しかもローションやゴムもないし汚れても洗えないし…とか不粋なことを考えてしまい、やっと心も体も繋がる感動的シーンなはずなのにそこまで感動できずでした。。あと、人間と神様(神様に限らず人外全て)のCPに立ちはだかる「生きる時間が違う」という障害も、ちょっと王道すぎたかなぁ。しかも最後でその問題が回収できたような、しきれてないような…。