≠ ノットイコール
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≠ ノットイコール

池玲文

全てにおいて完璧!

ネタバレ
2022年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になっていた作品だったので読めて嬉しい!とてつもなく大好きな作品でした!(SALEは12日まで。)

タイムスリップもので、実の父親との近親相◯です。それだけ見るともしかしたら躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、父親の果が若々しくかわいいキャラなので、子どもであろうと、大人であろうと、歳は全く気にならない!むしろ愛しくて、本当に親子?って感じです。
1巻は、昔一回しか会ったことのない父親に会いに行き、タイムスリップして、14歳の父と心を通わし現代に戻るまで。2巻は、倫理観に縛られながらもがき苦しみ、二人なりの答えを出すまでが描かれています。
タイムスリップする原因は最後まで明確なものはなく、摩訶不思議な出来事だけが夢を見ているような心地にさせるんですよね。ずっと一緒にいる約束をした二人なのに、残された方、現代に戻された方の、それぞれの想いが痛くて苦しくて、切なさに胸が張り裂けそうになりました。また、セリフや言葉の一つ一つが真意に迫るものだったり、ストーリーやキャラクターの核心に触れるものだったりして、ドキっとさせられるんですよ!好きだったのは、母親の言葉の「男の子はちょっと欠けてるくらいが可愛げがあって好きよ」かな…。たしかに!!「二人の関係」は、世間の倫理観で言うと欠けてるけど、それが2人の幸せならそれでいい!「きっと誰からも理解されないけど でも…果の幸せと俺の幸せだけは…」のシーンの凉の言葉に涙浮かべながらうんうん頷きました。

二人の結論が私の望んだものであって本当によかったです。賛否両論あるかもですが、そういった意味でも考えさせられました。(私は見て見ぬ振りしますね)
エチも大いにエロいです。でも、大人果とのエチはようやくといった感じだったので、やっと…ヽ(;▽;)ノって感じでしたし、挿入の一コマは時が止まりました。あまりの美しさに息も止まったぐらいです。

絵が綺麗で美しく、設定もブッ飛んでいて面白く、心情描写は細かく丁寧で、ストーリーも申し分なしの面白さ!全てにおいて秀逸な作品!池玲文先生、大好きです(≧∀≦)本当に素晴らしい作品をありがとうございます。一生大事に読みます!
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