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つゆきゆるこ

好きな作品

ネタバレ
2022年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 189p、表題作、他短編2作品、描き下ろし。
表題作は1人暮らしの小説家の庭に、ある日潜んでいた少年と出会った事から始まる。出会いと別れと再会。プラトニックなラブを経ての大人のラブが昔の幼い頃の面影と一緒にやや哀愁や朗らかな雰囲気を漂わせ進むストーリーが好きです。幼い頃の様子がとても可愛いし、心配する展開がぐっと気持ちを引き寄せられる。空白の期間を置いての再会してからはお互い、心はこの人だけ…というのに少しばかりギクシャクするところもそれはそれであり。ただ、アミーのくだりはその時のアミーも辛かっただろうな、他に方法はなかったのかな?とも思うが進行形で幸せそうな内容で良かった。他の2作品は「屑」と「下衆」をテーマに描かれた内容なので表題作とのギャップのある作品。表題作の描き下ろしはフィールアットホームということで2人の2人だけの心地よい関係が築けて良かったな。
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