あてない処に君あらば
」のレビュー

あてない処に君あらば

ほど

良い意味で期待を裏切られた

2022年10月15日
試し読みで、見つめ合う2人の様子にドキドキし、単行本化を楽しみにしていた作品。
ところが2話目からは雰囲気が変化していき…全く自分の想像と違う展開が待っていた。優しくゆっくり話が進んでいくのだが、クライマックスに向けてだんだんと感情を高めていく構成が素晴らしい。思わず泣いてしまっていた。過去と現在の対比も良かった。
また、佐伯の一途で優しく包み込むような愛情と、高嶋がそんな佐伯を見つめるところにやられた。片方が寝てる時に、じっと相手を見つめるシーン、いいなあ。
ほど先生の作品は今作が初めてだが、とても良かったので他の作品も読んでみたい。
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