俺のキスで世界が変わるなら
」のレビュー

俺のキスで世界が変わるなら

紺條夏生

1巻までの感想

ネタバレ
2022年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーーーッ!何てところで終わらせるんですかっ!!!めちゃめちゃ面白かった。掲載が男性誌という事で、一般人から見たヲタク女子への視線とかもリアル、いやリアルよりは優しめでしたかね。大好きなタイプのBLでした。受けのルックスは性癖には刺さらないんだけど、元ノン気かつヤリチソ(疑惑)という要素が最高に刺さりました。グイグイ来る美形なのに可愛い系というギャップ持ちな攻めの水神くんに惹かれつつ、部下でもある身近な地味メンつっちーにえっちなチッスで堕ちてしまうところも、肉欲に弱いダメ男感があって良かった。あっ、これダメンズ受けですね。そりゃ好きな筈だわ。2巻も楽しみです。しかし、攻めの男性二人を女性に置き換えたら、完全に青年誌のノリですよね(笑)。アイドル美女に惹かれつつ、身近な地味女部下と関係を持つ、という。私はヤリチソ男が受けになるのが大好きなので、その辺は気にならないし楽しく読みました。ダメンズ苦手な人は少し引っかかるかもです。あと、青年誌なのにBL載せちゃう編集部がおおらかで素敵だな、と思いました(笑)。載せ方も上手い。事に及ぶ手前までは掲載して、事に及ぶところは単行本書き下ろしという、青年誌の一般読者にも本作品のファンにもどっちもWin-Winで平和。腐敗菌にも生存を許してくれる優しい編集部。好きになっちゃう!
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