このレビューはネタバレを含みます▼
傭兵好きで、アンダリュシュノベルズだったのでこれはツボでは…と思い、読み始めたのですが。
正直、1巻が途中までハマれなくて最後まで読めるかなぁと思っていました。
が、雄一郎やノア、テメレア、それから他の登場人物ほとんどが何かを抱えて葛藤している人ばかり。
それも相当辛い出来事で。自分自身を赦せない人たち…。
普通の小説なら、恐らくもう少し早い段階で赦されると言うか自分自身を赦せるか折り合いを付けれることになりそうなのですが、兎に角そこに辿り着くまでが長かった。
読んでる方も結構辛い。
あと、なかなか入り込めなかったのは戦争ならではの凄惨なシーンの描写であり、心の交流までが結構長かったりしたと言うこともあるのですが。
2巻後半から3巻辺り、特に雄一郎が自分の罪に折り合いをつけられる様になってきたところからが本当に良い。
読んでる方も救われました。
何より…ガチムチ受け、中性的攻め…大好物過ぎてw
3巻後半の短編集でその後の3人と子どもたち。
期待してたのは雄一郎が母乳出ることだったのですが…最後の方の子の時はどうだったんだろう?
出てればいいなw
それからIFストーリーとなっていましたが、ゴートとの関係が。
子ども産まれてる設定なのでちょっと雄一郎が快楽に弱い不貞妻wみたいになっちゃって複雑ではありましたが、ゴートの気持ちが報われて良かったです!
出来れば短編集はもう少しあれば嬉しいなぁ。
これで終わりは寂しい…。
子どもたちの話でもいいんですが。
あとアンダリュシュノベルズは本当に挿し絵が全くないのが残念です。