ココロニイツモ
」のレビュー

ココロニイツモ

たうみまゆ

深いお話でした。

ネタバレ
2022年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一言では 言い尽くせないです。切ないわけでもなく 悲しいわけでもなく(でも そういった感情を揺さぶるシーンはあります。)個人的にですが、未来に希望があるのではないか、と思いました。きつね屋もママの店も タイを知ってる人は 彼に優しくて、彼は 実は みんなの和みになってるのではないか、と思いました、途中までは。でも だんだん 雲行きが怪しくなってきて、彼の記憶喪失が戻ったのでは、と思うあたりから、彼は 自分の意志で 現実と向かい合います。もう そこには きつね屋のオーナーへの思いがあって、タイの心の中には 色んな思い出が宿っています。そしたら、彼のスーパーマンであるきつね屋のオーナーが現れてって感じなのですが、作中でも記述されてますが、”アルジャーノンに花束を”を思い出させるストーリーでした。そして、音楽と思い出って すごく 深く結びついている時があって、音楽を聴いて あの時、あんなこと、してたよねって思い出すことあるので、それを 根底においたこの作品、めーっちゃ 深みあるし、今までに読んだことのない内容でした。小説で読んでみたいです。
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