このレビューはネタバレを含みます▼
作者さんの明るくて軽めのラブコメが好きで、今回も作者さん買いです。モテるけど女嫌いな澪×陰キャリーマンの真尋のお話で、表題作のみ全５話＋描き下ろしで合計199ページ。大学時代の先輩・後輩で、今も仲が良い澪と真尋。澪が住む事故物件に出没するという霊を、霊感のある真尋が除霊する手伝いをすることになって…というお話。イケメンでスペックが高い攻めが、実は一途で受けにずっと片思いしているという、執着系＆溺愛系の攻め、大好物です！大学時代からあれこれ頑張ってきたんだなぁと思うと胸熱です。そんなに一途な澪が、これからも側にいるために告白しなければ良かったと落ち込む場面では胸がギューッとなりました。対する受けの真尋ですが、裏表がなくとても良い人だったんですが、やっぱりノンケなんですよね。いや、すぐに堕ちないのは良かったんですが、霊の影響をモロに受けての行為なので、しょっちゅうタイトルの通り「これってホントに恋してる？」と疑問を投げかけざるを得ませんでした。霊がいい感じに真尋に自覚させたり後押ししたりするので、物語としてはサクサク進むんですが、ずっと健気に思ってきた澪の気持ちと比較すると、やっぱりちょっと澪が可哀想な気も…。澪にズブズブにハマっていく真尋も見たかったかな。
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