デビューコミックス

ネタバレ

2022年10月31日

このレビューはネタバレを含みます▼ 216p、全表題作、描き下ろし、あとがき、電子特典、シーモア特典。デビューコミックスという事。大企業の次男で優秀な兄と違い、扱いに困られ孤独な気持ちを抱えていた巴の元にお世話係として施設育ちの南雲が寄り添う。父親と兄はもっと違うやり方はなかったのか、優秀さ故に寄り添う考えに至らなかったのか、心の余裕がなかったのか、周囲の心ない言葉に萎縮してしまった巴の気持ちを南雲の存在が受け止めてくれて良かった。もう少し、それぞれの心の有り様や変化をゆっくり展開して欲しかったけれど、1巻の中に納めるにはちょっと走るしかなかったのかな。それを踏まえても優しい終わり方で作者様の他の作品も読みたくなった。

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cynthia さん

(女性/30代) 総レビュー数：1件

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