このレビューはネタバレを含みます▼
う~ん、良かった!二人には心から良かったの言葉を掛けたいです。
親友でも恋人でも子供でも親でも、失って初めてわかる尊さ、有難さ。その時はすでに遅くて、ほぼ世の中では喪失か生きて二手に別れて行くか。だからこそ、この二人が再生してくれたことに重い幸せを感じました。
悪い意味でマイペースな桐生の最後の必死さに涙。世話焼き好きな尽も本心は切りたくないから己の二分した心のはざまを行ったり来たり。ここで別れてしまえば辛い失恋ストーリーで終わるところを、この物語は別れからの幕開け。この手法は新鮮で面白かったー別れて長い時間を経ての再会話は多いですが。
指輪をはめ直して、さり気なく戻る様子にクスリ。一度辛い感情を知った桐生はおおいに改心してくれたであろうし、この先の二人の道のりは山あり谷ありではなく、丘あり土手あり程度で済むことでしょう。こうして着実に本物の夫夫になっていくのでしようね。お幸せに。やっぱり、ハッピーエンドが一番!