表題作がいい





2022年11月13日
高校時代がゆるく繋がっている3カップル。どれも、恋愛の中で相手の気持ちを(過度に)察したり利用したりという微妙な機微が描かれています。表題作は、コミュ力強めの川瀬と内向的な酒井が、お互いに相手が自分のことが好きなんだと、ある種の責任転嫁をしながら相手に近づいていく感じが面白い。2作目は惚れた弱みと好かれているという強気で、同居しながら(!)十年引っ張るというお話。正直どちらの気持ちもよく分からん。3作目はお互いに相手が自分に抱いてるであろう理想イメージに合わせようとしてジタバタする話。こういうことって、男性はどのくらい心当たりがあるのでしょうかね。

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ハノン さん
(女性/50代) 総レビュー数:1件