スモーキーネクター
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スモーキーネクター

ミナヅキアキラ

一蓮托生、究極の幼馴染執着愛

2022年11月20日
すっごくおもしろかったー!!
独創性ある特殊設定がむちゃくちゃいい!!
「吸血鬼もの」じゃなく「バイターもの」って新しいジャンル作ってほしいくらい。

1巻は、そのバイターによると思われる殺人事件の謎を解いていく、サスベンス風でもあり、
バイター・アンリが幼馴染のみつるを救う場面ではアクションもあり。
そして共生契約を決意するシリアスなシーン、繁殖期や血液交換の濃厚なエチ。
ボリュームを感じながらも疾走感あるストーリーであっという間に読破。

共生契約したことでゴールに見えた1巻のその後の2巻は、恋人としてラブ甘な2人も見られつつ、共生契約を結んだことによる、それぞれの後ろめたさが浮き彫りに。
1巻では、長い間みのるを守り、想いを秘めてきたアンリのため、みのるが共生契約を受け入れた、というアンリ→→→→←←みつる
かと思いましたが、実はみのるの独占欲や深い愛も明らかに…
「愛したいアンリ」と「愛されたいみつる」。
あ〜!あんみつ最高!!

血液交換しなければどちらも死んでしまう、お互いの命を預かりあった、お互いなくしては生きていけない関係である共生契約。
まさに一蓮托生。これ以上ない究極の絆、執着愛。
こんな話を考えたミナヅキ先生、天才です!

蔵持桜次郎のスピンオフが連載されているとのこと…!
シリーズ化を切に希望します!
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