このレビューはネタバレを含みます▼
以前から気になってはいたんですが、なぜか絵表紙に惹かれずで、購入を躊躇っていました。が、高評価でレビューも多いので、よしっ！読んでみよう！と。もともと、画は好きな作家様でしたので、そこはすんなりと。ストーリーも、大容量でお得感ありました。王道ストーリーだろうけど、よく考えられてると思います。心理戦やお互いの落とし合いの攻防戦、素直じゃない大人の男達が、最後どうくっつくんかなぁ…と思いながら、楽しく読ませていただきました。確かに、社会人設定としては、ちょっと幼稚かなぁ。特に受けが。攻めは元々受けが好きで、賭けを利用して本気で受けを落とそうとしてるし、意外にその空気って、ちょっとした大人なら気づきそう。だけど、受けがあまりにも精神年齢が幼くて、自分のことや自分の感情ばかりに目がいって、攻めをよく見ようとしていないところからの、あの長引いた攻防戦。ほぼ落とし合いで、最後くっついてさらっと。そしてまた、言い合いの日々。好きなの自覚して付き合ったのなら、素直に認めて歩み寄るのが大人の恋な気が…って、いや、男っていくつになってもそんなもんだったりする？エチな描き下ろしもたくさん付いててよかった！んだけど、やっぱり受けがなぁ…。ほんとの恋を知って、攻めにべた惚れなら、もうちと２人の時は甘々な雰囲気醸し出してほしかったかなぁ。なんかエッチしながらも挑発的で。美人受けなんだけど、可愛げも大人げもどこかに置いてきたのか見当たらず。照れもあるんでしょうけど。でも、攻めはわりかし最初のほうから、実直な性格が見え隠れしていて好きでした。この作者様の描く攻めは、実直で穏やかな雰囲気の攻めが多くて好きです。
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