愛される貴族の花嫁
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愛される貴族の花嫁

遠野春日/あさとえいり

お互い無口になっちゃうカプ

ネタバレ
2022年11月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 見つめ合うと素直になれない…そんなカプ。しかも、結構終盤までお互いの気持ちは手探りで、言葉も途切れがちで、言いたい事や聞きたいことはたくさんあるのに、言葉にならない。遠野春日センセイが書く無口で言葉足らずな攻め大好きなんですが、攻めにつられて受けも無口になってしまうの、激しく良いですね。一時間も同じ部屋でただただ時がすぎて行ったあの時、何を考えていたのか仲良くなった後2人で話し合っていてくれ〜攻め視点があったならば、多分もっとこの話は切なくて胸が熱くなったと思う。攻め視点が欲しい。きっと、自分の思いは報われないからせめて妹の夫になり、精神的な結びつきだけであっても受けのことを愛して、大切にするって心に決めていたはず。出会った頃とか、結婚式前夜とかいくらでも攻め視点で想像できる。不器用なわかりにくい攻めが好きだ〜もっともっと続きを欲しがってしまうような作品です。妄想する余地がたくさんあるので、想像力が逞しくなります。
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