ぴゅあ
」のレビュー

ぴゅあ

森世

作者買い

ネタバレ
2022年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+短編2作(内1作は別の単行本収録の青少年流シリーズの続きです)
作者買い+帯、設定買い。受けに監 禁されていた過去のある家庭環境複雑な執着ヤンデレ攻め×攻めを監 禁していた過去あり。逮捕され出所してきたばかりの受け
すごかったです。まず攻めの呼ばれ方。ポチて!受けが攻めを監 禁していた過去からすでに精神的な力関係は攻めのほうが上だったのと、攻めがこの関係を嫌がっていないのと、あんまりその頃の描写はないので犯罪者うわぁ〜!って感じにはそんなにならずに読めました。むしろ受けが出所してからの攻めが病んでて怖すぎます。
個人的にふたりで攻めの母親から隠れて、助けを呼ぼうとした受けに対して攻めが自傷し、声出したら死ぬって言いながら笑ってるところが怖すぎて好きです。でも受けが逮捕されてる間の攻めの手紙は胸がギュッとなりました。母親は本当にクソ。
ふたりのこれからがもっと読みたかったな。なんだかんだ受けがいい人(?)なので攻めに絆されつつ一緒にいつづけるんだろうな。予想外にハピエンでよかったです。突然終わってしまって悲しいけど…あと一話ほしかったな。
短編の底辺配信者攻めの話が最高に好きでした。表題作より好きです。底辺配信者でファンに手も出してる攻めと、攻めの配信の編集をしてる常識人受け。再生数を伸ばすために受けが露出狂のふりをしてそれを攻めが配信する…も〜!どきどきはらはらしながら読みました。受けが健気で…こちらのとんでもない放送事故配信をリアタイできたモブになりたかったです。終わり方もすごく好きです。こちらも続きが読みたい。
青少年流シリーズは大大大好きな作品なので読めて嬉しい…!けど知らない人が読んだら突然はじまり突然終わり、なんだこの話は?となる気がします。作者様のみっともない恋、こぼれる、に収録されてます。
暗くてうわあ〜ってなるお話を読みたいときにおすすめ!ちゃんとどのお話もハピエンです。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!