放課後保健室
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放課後保健室

水城せとな

心に響く漫画です

2012年6月15日
も~!!こんなんどうすりゃいいの?
ここから先…と言うより、ここより前?は、自分で考えろってコトですか!?
考えちゃうよ!?
私的には予想に反して超ハッピーエンド✨(←めでたしめでたし)だったよ❗❗

すごい漫画家だと、何かと話題を耳にしていた水城先生。私はこの『放課後保健室』が初読みです。
この素晴らしい作家さんの、深い深い意味のある作品を読む前に『100万ドルの女』?あたりで肩慣らしをした方が良かったかな…と、ちょっと思った。

こんなにも読み進めるのをキツイと感じた漫画は、某先生の『秘密』以来、人生2度目です。
そして、こんなにも読み終わりたくないと思った漫画は、人生で初めてでした。たまにこんな作品に出会うものだから、ほんと幾つになっても漫画ってやめられない。

作品紹介と立ち読み、他の方のレビューを読んでも、いまいちストーリーを把握出来なかったので『私が読んだら事細かにネタバレ込みのレビューを綴ってやる!』と意気込んでいたのですが…、これはダメです。映画『シックスセンス』並みに、みてない人に内容を語って聞かせてはいけない作品だと思います。

いたたまれなくて、痛々しくて、哀しくて、儘ならなくて、途中で読むのを放棄したくなる人もいるかもしれないし、最後まで読んでもまったくピンとこない人もいるかもしれませんが、立ち往生してたり、凹んでたり、今一歩が踏み出せなかったり、自己肯定できなかったり…。そんな人達に是非最後まで読んでほしい。背中をちょっとだけ押してくれて、ちょっとだけ勇気をくれる。『放課後保健室』は、そんな漫画だと思います。

読み終えてまだ涙が止まらず、興奮の冷めやらない状態でこれを書いているので、なんだか脈絡無くてすみません。

読み返すごとに、前とは違った感動を得られると思います。暗示めいた小道具の発見も楽しいです。
是非是非、たくさんの人に読んでほしい漫画です❗❗
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