このレビューはネタバレを含みます▼
『店長、恋です。』の続編。前作よりもお仕事の比率が下がり、タイトル通り恋の進捗が主体になっています。自身がSVとして担当するコンビニの店長•西田に失恋した米村は、その後、夜勤バイト安藤から猛プッシュされて付き合っています。米村よりほぼ一回り年下の安藤はまだ未成年で、一緒に過ごすことは多いもののキス止まりだったのが、いよいよ安藤の20歳の誕生日を迎えます。ところが米村が担当する別店舗の問題児バイト•三津原のトラブルに巻き込まれて、米村は誕生会に行けなくなってしまいます。人当たりが良くて調子が良くて要領も良い三津原は、心を病んだ母親を弟と二人でみており、その母親絡みで警察に呼ばれ、米村はそれに付き合ったのでした。その後、安藤と米村は遅ればせながら一夜を共にしますが、三津原が宣戦布告をします。出逢った時には自分の想いだけでいっぱいいっぱいだった安藤の、真っ直ぐさはそのままに成長した姿や、米村の面倒見の良さと大人のユルさの相まった独特のキャラもじっくりと描かれています。特筆すべきは米村のスーツ、私服、エロシーンと、それぞれ違う魅力があり、描き分けが素晴らしいことです。ぜひご堪能下さい。