煙と蜜
」のレビュー

煙と蜜

長蔵ヒロコ

古き良き時代背景も魅力的

2022年12月16日
令和になり昭和生まれの自分としては時代との乖離を痛感させらるばかりですがこの作品を読むとタイムスリップしたような錯覚に陥り文治様と姫子さんのやりとりが今にはない緩やかな時の流れを表しているようです。文治様の匂い立つような色気と落ち着いた話しぶりからきっと美声なんだろうな〜と勝手に想像してときめいています。姫子さんか文治様に相応しい女性になろうと努力している姿は健気でねえね達みたいに応援したくなります。登場人物が皆個性豊かで文治様と姫子さんの恋愛の進展だけではなく2人を取り巻く全てのものが魅力的です。これだけ細やかな描写の絵が堪能できて幸せです。
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