まことしやかに舞う花は
」のレビュー

まことしやかに舞う花は

束原さき

最後は(笑)

ネタバレ
2022年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第二次世界大戦時の日本。もう、それだけで「好き」だけでは進めない時代だっただろう。幼いときから両片思い。喧嘩したあと9年ドイツにいた颯太朗が日本に戻った。拗らせ、変装までして春臣に会いたくて謝りたくて近づいた。心を伏して都合のためにも婚約した颯太朗。春臣もまた心を圧し殺す。徴兵で離れ離れになるときに、やっと心を交わす。終戦後、なかなか戻らない颯太朗を案じて傷心する春臣の前に現れた颯太朗。戻ったら一緒に生きる、約束通り。夜明け的なお話だけど、家の問題に言及しなかったので、途中の締め付けられる思いに比べ、割とスムーズにハピエンに至る。エチは少なめ。
最後に来て、たぬきの礼参りがあるとは(笑)シリアスだったのに、コメディ落ちはご愛嬌。
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