天幕のジャードゥーガル
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天幕のジャードゥーガル

トマトスープ

知を武器に闘う系

ネタバレ
2022年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ そういうの好き。加えて美味しい時代とエリアなのにそれ程詳しくないテーマ…自分には最高です。
モンゴル帝国に蹂躙されたペルシアの元奴隷少女が、怨恨を抱きながらも知識を武器に上手いこと処世していくストーリー。モンゴルを翻弄した魔女だと先に結論が謳われているので、“ファーティマ・ハトゥン” という呪術使いと呼ばれ処刑された史実上の女性がモデルなのかと思いました。そうならラストはハッピーになるか怪しい。
1巻時点ではまだモンゴル文化に馴染もうという触り部分。これからチンギスカン崩御による激動が予想されとても楽しみです。少女ファーティマがどう関わっていくのか?もうちょっと先だが皇位継承争いのとこ早く見たい…が被らないかも。
絵本のような作風なのに内容はしっかり読み応えがあり、方向性は全く違えどもこの感じ。王様ランキングを思い出しました (ほぼ絵柄効果かなぁ)。ただ皆子供に見える点がちょっとだけ辛い。
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