MADK
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MADK

硯遼

モツ 悪魔 男子 高校生

ネタバレ
2022年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ で、MADKです。うん、商業マンガでもこのタイトルのままとは、粋だね。元々、同人誌で描いたものが目にとまり商業ベースに載ったとのこと。だろうね(笑)カニバリズムが描かれているけれど、分かりづらい絵なので、そんなに気になりませんが、そもそもダメな人はご注意ください。
端的な印象は、1巻と3巻ではまるで様子が異なること、絵が解りづらい部分が割とあること、名は呪であり、因果律は存在するだろな、ということ。
人間だったマコトは悪魔を召喚し、願いが成就した後、悪魔候補として力のある悪魔Jの子飼いになる。そこからが、ストーリーのスタート。結局、人間も悪魔も(わからんけどw)、大切な人には自分が願うような形で見て欲しいエゴが残るのだろうなと感じました。
世界観や設定が独創的。ただ、マコトやJがどう悪魔力を上げていっているのか明確な表現がなく…ふてぶてしさで「言葉」を操り、他の悪魔を潰すことであったのだろうな、とは解るんだけど。
因果応報、ループ。結局、Jと同じことをすることになったマコト。最期も同じなのかな。ってことは本当の願いは消滅するときに叶うんだな。
BLというジャンルでなくても成立する作品。好き嫌いは分かれるでしょうが稀有な作品です。
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