SUPER NATURAL
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SUPER NATURAL

絵津鼓

喜びも苦悩も、乗り越えていけ

2022年12月24日
誰かを好きになる時、「男だから好き」とか「女だから好き」とかまず相手の性別ををカテゴライズしてそこから選択するように好きになるのも人間の本能だと思う。
でも二人のように「大地だから好き」「暢だから好き」というようにまるっと大きく人間枠から誰か一人を特別愛しく思うのも本能的な恋なのだと思う。
「そんな恋はおかしい」とか「こっちの方が本物の愛だ」とか、人が人を好きになることに優劣をつけることなんてできない。
身悶えするほど幸せな気分になったり、何もかもが不安になったり、自分じゃない自分を見つけたり。
人を愛するってことは幸せで、同時にしんどくて、でもだからといって「やめたやめた」とはなれないもの。
恋の喜びに染まる二人、そして恋の苦悩にもがく二人。
学生時代、そして社会人になった二人の変化していく日常や関係をぜひ二巻通して読んでほしいです。
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