このレビューはネタバレを含みます▼
良がセ/フレの旭に、プロポーズを断られたところから始まります。フラれるなんて1ミリも考えてなかった良のショックたるや。でもその後すぐに、何と良の銀行に融資の相談に、旭と父親がやってきて再会します。ここからが、偽らない恋の始まりです。セ/フレだった時の旭は、余裕があってスマートな大人で、エッチも甘い、良の理想の男性でした。でも、再会した旭は、経営不振の染物屋の息子で、普段の姿はスマートとは言い難く、ちょっと拗らせてるところもあり、理想とはかけ離れてました。パートナーを値踏みしていた良としては、コレで気持ちも冷める…はずが、やっぱり素の旭にも惹かれる。良も自分を装わず、お互いホントの自分を晒しながら、旭の染物屋の立て直しに奔走すると、やっぱり好きを捨てられません。理想的パートナーを選択ではなく、好きだから選ばずにはいられない。良は振られた後、上司に迫られ、二人の間で揺れるところ言うか、二股のような状況になります。でも、良の気持ちはずっと旭にあったので、結局真っ直ぐ進むんですが。ただ、この当て馬上司、良は優良物件と自分に言い聞かせてましたが、悪役系当て馬で気味が悪い感じでした。何で、あんな事したんだろう?本人も無自覚に、良に本気だったという事なんでしょうか。ハラハラさせる当て馬でした。旭さん、しっかり頑張らないと。でも、ちょい情け無いところもある、何ちゃってスパダリの旭さんは好きです。