このレビューはネタバレを含みます▼
あなたが好きになった人はとても素敵な人だね。読み終えて感じた気持ちでした。
久野にとって精一杯の1日。
突然想いを告げられた吉永にとっても、彼の事を考えた精一杯の1日だったように思えました。
大人になり、吉永の中では進んでいた時間、久野の中では止まっていた時間。楽しくもあり、苦しくもあったと思う、共に過ごした時間。愛情と友情の違いはあれ、共に過ごした10年がとても大切だったのだろうと、ふたりの「精一杯」を見て感じました。
ずっと言いたかった言葉、向き合った気持ち...切なくもあたたかさが残りました。
タイトルと皆様方のレビューに辛くなってしまいそうでなかなか読めなかった作品でした。
たった40ページ、BLに出合えてよかった、読めてよかったと、心底思える作品でした。