このレビューはネタバレを含みます▼
雑誌でちょこちょこ読んでいましたが、コミックになるのを待っていました!
描き下ろしに旭のお兄さんが出てきて、回収されてる〜と嬉しくなりました。
染物屋さんの跡取、攻めの旭×銀行融資課の受け、良のお話。出会いは発展場でセ
フレのような、付き合っていると名言できない間柄。良は理想的な旭が好きでプロポーズをしたら…振られた。ショックだが「幸せになるために最大限の努力をする」という母の教えに生き、立ち直ろうとした矢先、融資相談に訪れた旭と父親の社長。ギクシャクする中で、融資が難しそうなところ、なんとかできないかと事業応援をしていく。当て馬あり、旭の家族問題あり、良の前で理想的に振る舞うため猫を被っていた旭の本性と悩み。タイトル通り「うらおもて」。両者好き同士なのに、旭の自信のなさが身を引いた形となっていて。でも、好きで。揺れ動く心や良の逞しさが実を結ぶ。エチがまた官能的に感じて、両者格好良い。てか、旭が格好良い(笑)当て馬の課長がね、プライドの高さからか、思い通りに行かないため暴挙に出るとこ、嫌な奴ではあったけど、なんとなく哀れでもあった。業務上、私情を挟んだ脅しを客先にすることはNG.良は何も言わなかったが、あれは辞めるしかないだろう。というか辞めることができたとこ、自分の行為がわかっていたので、本来は常識的な部分はあったのだろう…が、旭よりステータスが上だとは思っていたから許せなかったのだろうな。前に出られなかった旭も良パワーで変わっていき、やっぱり良が大切で必要なんだと思えるプロセスがよくわかる。2人でいることの楽しさ、心地よさが伝わってきて、こちらまで幸せ感がありましたよ。素敵な作品です。まぁ、個人的に松基先生のファンなので、二重丸です👍