ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
」のレビュー

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~

尾羊英/中村颯希/ゆき哉

またまた追記。7巻も良かったです!

ネタバレ
2022年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻を通して、お話しの内容も絵も秀逸だと思う。

5巻は番外編や書き下ろし等のページが多いからか、本編の展開が他の巻に比べ若干薄いようにも感じたが、6巻ではまたスピード感ある展開と素晴らしい内容で流石だと思った。

こちらの漫画は、普段このようなジャンルに手を出さない方にも是非お薦めしたい。読み始める前のイメージと違い、良い意味で裏切ってくれるのではないかな、と思います。
普段、現実逃避のため西洋風?の異世界モノばかり読み漁っている私ですが、気まぐれで読み始めたあの時の自分をほめたいです。

最近、キャラ設定に矛盾があったり、展開に無理があったり、ありきたりだったり、、本当にガッカリするお話しにばかり出会い残念です。
秀逸なお話しであればあるほど絵もキャラも生き生きするように思う。世界に没頭できるこちらのような作品に沢山出会いたいです。

追記。どんどん漫画家さんの画力や表現力がパワーアップしているように感じる。最近残念な絵師さんの漫画にガッカリしたから余計にそう感じるのかもしれない。

同じような値段を支払い、得られる対価(満足感)の差が本当に激しすぎる。。私も皆さんも素敵な漫画に沢山出会えますように。。

追記の追記。7巻も読みごたえがあり、とても楽しい時間でした!
この巻では、入れ替わりを知る周囲の人々が、慧月を陥れるような嘘の話しに一切惑わされる事もなく、だいぶ慧月と近い距離感になっているのだなと分かるエピソードや、お茶会を勝ち終えた慧月の成長っぷりなどが微笑ましくもある一方、他人に弱さを見せない黄 玲琳の1人で抱えてきた塊が表に噴出したシーンなど、今までとは違い2人が逆転したかのような感じがまた良かった。

それから、玲琳の兄、景彰と慧月が気になっていたので、じゃれているのが見れて嬉しかった。勝手にお似合いと思っているけれど、私だけじゃないはず。。

作家さん、天才ですね。
8巻もさらに面白くなるなぁ。。楽しみです!
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