孕むアルファ擬態するオメガ
」のレビュー

孕むアルファ擬態するオメガ

宝井さき/水壬楓子

雰囲気あるタイトルや因縁めいた関係がいい

ネタバレ
2022年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良かったです。タイトルがまた秀逸で雰囲気があります。多少、展開が早く駆け足っぽく感じる部分もありますが、こういう因縁めいたストーリーは大好きです。そして絵が綺麗なのも✨読んでいる最中にも独特な雰囲気は感じていましたが、あとがきを読んで「なるほど」と、めちゃくちゃ腑に落ちました。所々に小説が原作のコミカライズにありがちな構成があったので、薄っすらそうじゃないかと思っていたらビンゴでした。でも、その原作が大好きな水壬先生とは気付きませんで…先生、ごめんなさい。というワケで、駆け足っぽく感じたのは(今回原作はないけれど、小説→コミカライズの時にどうしても端折った感じになる)小説家の先生が書いているからで、説明っぽい書き方が多いのも同じ理由からだと分かりました。独特な書き方が苦手な人はお気をつけ下さい。あとがきに赤ちゃんの絵があったので、是非とも続きを書いてほしいです。もっと二人のその後が見たいです。この作品と同時にスピンオフも見つけまして、そちらは冒頭でチラッと出てきた真路が主役です。もちろんスピンオフも読む気満々です。
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