これはあくまで夢なので【単行本版】
」のレビュー

これはあくまで夢なので【単行本版】

由元千子

夢魔のファンタジー

ネタバレ
2023年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 由元先生には珍しいのでは?ファンタジーもの。オマケ入れて199ページ、さっくり読めます。
夢魔なのに性的なことを自分から仕掛けるのが苦手な奥手のフォニ。精を得ることができず空腹で行き倒れているところを博愛主義者の晴心に拾われる。お腹を満たすのは精だけ。それなりに好きだけど、誰にも本気にはなれない晴心は、フォニの話が荒唐無稽でも受け入れ、お願いをきいてあげる。刃傷沙汰になった経験から、誰とも一緒に寝ない晴心が夢魔のフォニとは寝られる。律儀で健気で穏やかなフォニに惹かれつつ、フォニに精を注いであげていると…初めて大事にしたい、好きという気持ちが芽生える。フォニも友人夢魔に人間に惚れるなと注意されるが、晴心を好きになる。相思相愛なので、OK。あっさりハピエンです。夢魔が直に精を得るのでエチ多め。若干話の流れに物足りなさは感じますが、人外とのハピエンで穏やかに読めます。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!